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流経、市船止めるのは自分たち。5年ぶりVへ、八千代がPK戦で“ダービー”制す!:千葉

ゲキサカ / 2017年10月15日 8時2分

八千代高がPK戦を制して3回戦へ

[10.14 選手権千葉県予選決勝T2回戦 八千代高 1-1(PK5-4)八千代松陰高 日体大柏高G]

 14日、第96回全国高校サッカー選手権千葉県予選決勝トーナメント2回戦2試合が行われ、5年ぶり10回目の全国大会出場を狙う八千代高と八千代松陰高との“八千代ダービー”は1-1で延長戦を含めた100分間を終了。PK戦を5-4で制した八千代が渋谷幕張高対暁星国際高の勝者と戦う3回戦へ進出した。

 2強を止めるのは自分たちだ。01年度以降、千葉県予選を制して全国大会に出場しているのは現在選手権予選連覇中の市立船橋高と今夏のインターハイ優勝校・流通経済大柏高、そして八千代の3校だけ。過去4年連続で決勝戦を戦っている市立船橋と流経大柏の2強などを破って、八千代は全国復帰を果たす意気込みだ。

 注目の初戦は苦しい展開となった。前半14分、左FK後の混戦から八千代松陰MF高橋郁弥(2年)に先制弾を浴びて追う展開となってしまう。八千代はポジショニング良く相手の間を取りながらショートパスを繋いで前進し、FW吉田奨(2年)やMF稲葉翔和(3年)の鋭いドリブルや、豊島隆監督が「あの子のキックは抜群」と評する1年生右SB飯村晴季のセットプレーからシュートチャンスを作る。

 だが、今年の県1部リーグで八千代と1分1敗の八千代松陰はキャプテンマークを巻いたMF松本陸斗(3年)をはじめ、各選手が球際で激しく、泥臭いプレーを徹底。GK片寄翔太(3年)のファインセーブもあって前半を1-0で折り返した。それでも、八千代は後半5分に同点に追いつく。交代出場の182cmFW小堀潤也が獲得した左FKを飯村が右足で入れると、フリーで中央へ飛び込んだCB中井悠大朗(2年)が豪快なヘディングシュートを決めて1-1とした。

 この後は、主将のMF正田稜(3年)が「ハーフタイムに前半のことは一回切り替えて、後半からやり直そうと言って、自分たちから声を出して、ゴール裏のみんなも凄く声をかけてくれて、それが自分たちの力になりました」という八千代がプレー面でも、声を含めた雰囲気の面でも良い時間帯を続ける。

 稲葉が個人技で相手DFを翻弄し、12分には飯村の右CKから中井が左ポスト直撃のヘディングシュート。セットプレーのサインプレー含めて応援席を再三沸かせていた。だが、八千代松陰はチャレンジ&カバーを徹底し、自陣ゴール前で相手に自由を与えない。そしてFW伊藤和真とFW東奥祐介(ともに3年)の俊足2トップがスピードを活かした突破からシュートまで持ち込み、相手の背後へ飛び出した交代出場MF尾凪健介(2年)が惜しいシュートを放つなど、八千代ゴールを脅かすシーンも作っていた。

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