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雨中の一戦は湘南ユースに軍配!主将DF八方の殊勲弾で東京Vユースを下す

ゲキサカ / 2017年10月23日 15時26分

勝利に喜ぶ湘南ベルマーレユースDF八方伶央(背番号3)ら

[10.22 Jユースカップ2回戦 湘南ユース2-0東京Vユース 馬入]

 Jユースカップは22日、2回戦2日目を各地で行い、1回戦で横浜FMユースに延長戦の末に競り勝った湘南ベルマーレユースが東京ヴェルディユースを2-0で破った。29日に行われる3回戦では柏U-18と対戦する。

 台風21号の影響で激しい風雨に見舞われた馬入サッカー場は、人工芝のいたるところに水たまりができ、ボールが止まりやすいコンディション。湘南の時崎悠監督が「ヴェルディさんはボールを動かすチームなので、僕らのゲームになるだろうと予想していた」と話したように、難しいピッチへの適応力がキーポイントとなった。

 しかし、序盤からペースを握ったのは東京Vだった。アンカーのMF山本理仁(1年)が転がりにくいピッチを避けたロングボールを何度も配給すると、1トップのMF藤本寛也(3年)が最終ライン裏へ抜け出して湘南守備陣を押し込む。前半23分、ショートコーナーからFW荒木大輔(2年)が放ったミドルなど、前半だけで4本のシュートが湘南ゴールを襲った。

 一方の湘南は前半のシュートが0本。「どんどん前に出て行くベルマーレらしいスタイル」(時崎監督)を出すことができず、東京Vの激しいプレスに苦しむ場面が目立った。1回戦で2得点を挙げたFW和田響稀(3年)も引いて受けるプレーが多く、ファウルを受けて時間をつくるという役割は果たしたものの、ゴール前に顔を出すチャンスはほとんどなかった。

 ところがハーフタイムが明けると、風上に立った湘南が押し込む場面が増え始める。後半2分、右サイドからのパスを受けたMF鳥海翔(3年)が左足で狙い、湘南にとって初のシュートを放つと、その後も前線の選手が相手のボールホルダーを追いかけ回し、良い形でロングボールを蹴らせない。

 東京Vは後半12分、2列目のMF河田稜太(3年)に代えて1トップにFW坂巻日向(1年)を起用。藤本をアンカーに下げて山本を2列目に入れるなど、技術のある選手を中盤に置くことでボールの供給源をつくろうと試みる。すると同14分、山本を起点とした攻撃から藤本が浮き球のパスを送り、坂巻がゴール前に抜け出す。シュートは相手DFに阻まれたものの、配置変更がさっそく功を奏する形となった。

 一方の湘南は後半19分、MF蒔田陸斗(3年)とMF柴野諒貴(3年)に代えてFW佐藤陸(1年)とMF高橋和希(3年)を投入。さらに攻勢を強めるメッセージを発すると、同31分に最大の決定機をつくる。和田が左CKをニアサイドに蹴り込み、競り合いで流れたボールがファーサイドへ。攻撃参加していたDF八方伶央(3年)が足を伸ばしたが、わずかに届かなかった。

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