90+4に追いついた神戸がPK戦で王者鹿島を破る!!GK曽ヶ端は“釜本氏超え”ならず
ゲキサカ / 2017年10月25日 22時29分
[10.25 天皇杯準々決勝 神戸1-1(PK-5-4)鹿島 神戸ユ]
第97回天皇杯全日本サッカー選手権の準々決勝が25日に行われた。神戸総合運動公園ユニバー記念競技場ではヴィッセル神戸と前回王者の鹿島アントラーズが対戦し、1-1で突入したPK戦の末に神戸がPK5-4で勝利。2000年度大会以来、2度目のベスト4進出を果たした神戸は、12月23日の準決勝でC大阪と対戦する。
神戸は直近のリーグ戦となる21日のJ1第30節・鳥栖戦(1-2)から先発3人を変更し、DF三原雅俊、DF藤谷壮、MF大槻周平を起用。フォーメーションは4-2-3-1を採用し、ゴールマウスにGKキム・スンギュ、最終ラインは右から藤谷、DF渡部博文、DF岩波拓也、三原が並んだ。中盤はMF藤田直之とMF高橋秀人がダブルボランチを組み、右にMF小川慶治朗、左にFW渡邉千真、トップ下にFWルーカス・ポドルスキ。1トップには、9月20日の天皇杯4回戦・松本戦(2-0)以来、公式戦5試合ぶりのスタメンとなる大槻が入った。
一方の鹿島は21日のJ1第30節・横浜FM戦(2-3)から一気にスタメン8人を入れ替え、GKクォン・スンテ、DFブエノ、DF伊東幸敏、MF永木亮太、MF土居聖真、MF遠藤康、MF小笠原満男、FW鈴木優磨がスタートから出場。大会歴代1位の釜本邦茂氏に並ぶ通算59試合に出場していたGK曽ヶ端準は、記録更新とはならなかった。鹿島のフォーメーションは従来の4-4-2。GKクォンを最後尾に据え、最終ラインは右から伊東、ブエノ、DF昌子源、DF山本脩斗が入った。中盤の底には永木と小笠原を配置し、右サイドハーフに遠藤、左に土居。前線は鈴木とFWペドロ・ジュニオールが2トップを組んだ。
サイド攻撃でペースを握った鹿島は前半8分、この日2度目の右CKを獲得すると、キッカーの遠藤が左足で鋭いクロス。ニアに飛び込んだ鈴木が軌道をずらすようにヘッドで合わせるも、わずかにゴール左へ外れる。同22分には遠藤のスルーパスに右サイドのP・ジュニオールが走り込み、PA内右から右足でシュート。しかし、これもゴール左外に切れてしまった。
ホームの神戸は前半25分に敵陣中央でFKを獲得し、セットされたボールの前にはポドルスキ、藤田、岩波。ポドルスキが蹴る素振りを見せつつ、岩波が右足でストレート性のシュートを打つ。しかし、ジャンプした壁を直撃し、続けて藤田が跳ね返りに反応して左足を振り抜くが、大きく枠の外へ。同33分には左CKから藤田が右足でクロスを送り、ファーの渡邉が昌子ともつれながらネットを揺らすも、ファウルで得点は認められず。前半は鹿島のシュート2本に対して神戸も1本と、静かな展開のままスコアレスで終了した。
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