[MOM2263]北海道大谷室蘭FW村上悠緋(2年)_3戦連発で決勝進出に貢献!非凡なセンス光る2年生エース
ゲキサカ / 2017年10月28日 20時54分
[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[10.28 選手権北海道予選準決勝 北海道大谷室蘭高 2-1 札幌光星高 札幌厚別]
抜群の得点感覚でチームを勝利に導いた。第96回全国高校サッカー選手権大会の北海道予選は28日に札幌厚別公園競技場で準決勝2試合を行い、第1試合は北海道大谷室蘭高が2-1の逆転で札幌光星高を下して決勝進出を決めた。
決勝点を挙げたのは、2年生エースのFW村上悠緋だ。同点に追いついた2分後の後半19分、中盤まで下がってこぼれ球を拾うと、前を向いて左前方にドリブルし、GKを見て左足のミドルシュートを冷静にたたき込んだ。
「ハーフタイムに、コーチから『遠目からでも積極的に打っていけ』と言われていた。得点の場面は、ボールが来たときに1回GKを見て、前を向いてもう1回見たけど正面だったので、少し(ドリブルで)ずらして打った」と振り返った一撃で、最大の武器と自認しているシュートセンスを見せつけた。
得点以外にも非凡さを見せる場面はいくつもあった。試合は前半にリードを許す苦しい展開で、チーム全体で動きの硬さが目立ったが、及川真行監督は「村上だけが、一人だけいつも通りにプレーしていた」と背番号10を評価した。
村上はまだ2年生だが、身長178cmで体は大きい。後半から長身FW伊藤航が投入されるまでは、前線でターゲットとしての役割を果たした。空中戦に強いだけでなく、相手を背負いながら胸トラップでマイボールにするなど見事なポストワークも披露。後半4分には直接FKで相手ゴールを脅かし、同28分には短いドリブルから強烈な右足のシュートでゴールポストを強襲する場面もあった。
小学6年生から、ポジションはFWだ。中学時代は、函館のフロンティアトルナーレでプレー。深井祐希(現北海道教育大岩見沢校)が主将を務めていた3年前に全国高校選手権へ進んだ姿を見て、北海道大谷室蘭を進路に選んだという。2年生で10番を背負うように周囲の期待は高い。村上は「責任感とプレッシャーがあるけど、その中で自分のプレーをすれば恥ずかしいことはない。プロが目標。母親に恩返しをしたい。将来は日本代表で活躍したい」と高校生活を通じた成長曲線をイメージしている。課題としている運動量の面を改善できれば、理想に近付いて行く。
もちろん、選手権で全国大会に出ることが、夢への近道になる。村上は、今大会2戦連続2得点中で、3戦連発となった。翌29日に行われる旭川実高との決勝戦では、予選全試合ゴールを狙い、勝利に貢献するつもりだ。
(取材・文 平野貴也)●【特設】高校選手権2017
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