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成立学園が準決勝突破し、1年前と同じ関東一との決勝へ。よりまとまって戦い、「去年の借りを返す」

ゲキサカ / 2017年11月5日 9時49分

2年連続での決勝進出を決めた成立学園高

[11.4 選手権東京都Aブロック予選準決勝 成立学園高 2-0 東海大菅生高 西が丘]

 第96回全国高校サッカー選手権東京都Aブロック予選準決勝が4日に行われ、成立学園高が東海大菅生高に2-0で勝利。東海大菅生は11日の決勝(駒沢)で関東一高と戦う。

 試合後、成立学園の宮内聡監督は決勝進出を果たした選手たちへ向けて「GKと2CBとボランチ菅原の4人で勝ったようなものだと言いました」と引き締めたという。個人個人のプレーになってしまい、グループ、チームになることができていなかった。GK横井健太(3年)やCB村上渉(3年)、CB照山颯人(2年)、MF菅原克海(3年)の我慢強いプレーで乗り越えることができたが、準決勝以上に紙一重の勝負になるであろう決勝戦、昨年の決勝で敗れている関東一戦での勝利へ向けて、よりまとまって戦うことが求められたようだ。

 東海大菅生戦は立ち上がりの先制点によって流れを大きく傾けた。10番FW佐久間駿希(3年)のスルーパスで抜け出したFW窪田稜(2年)が左足で先制ゴールを決めた時間は、キックオフからまだ50秒弱。電光石火とも言える一撃によって成立学園は優位に立った。

 その後も後方から正確にパスを繋いで攻める成立学園は、左のSB中村海斗(3年)や窪田がDFをかわしてラストパスを入れるなど2点目のチャンスを作り出す。東海大菅生も前線のFW青木紘貴(3年)やFW鈴木亮太郎(3年)が起点となり、幾度かチャンスを作り返す中で、次の1点を先に奪ったのも成立学園の方だった。

 27分、MF鈴木皓主将(3年)が右サイドからファーサイドのゴールネット方向へ蹴り込んだFKが、GKの頭上を越えてそのままゴールイン。幸運な2点目を奪ってリードを広げた成立学園が2-0で前半を折り返した。

 東海大菅生も後半、前への勢いを強めて反撃。ボールを奪った勢いで一気に前へと出ていく。成立学園の佐久間や窪田の決定的なシュートをGK橋本颯(2年)がストップするなど2点差を維持すると、20分には波状攻撃からMF杉浦夢翔主将(3年)が左足を振り抜く。そして29分には、前線へ上がっていたCB湯江俊太(3年)の右足ミドルが左ポストを直撃。スタンドからの声援を力に、何とか1点を奪い返そうとしていた。

 成立学園は終盤、イージーミスもあって相手に決定機も作られていたが、GK横井のファインセーブなどによって最後まで1点を許さず。2-0で勝ち、決勝へ駒を進めた。

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