西武台戦“0得点9失点”だった武南がGK交代からPK勝利、王者昌平との準決勝へ:埼玉
ゲキサカ / 2017年11月9日 15時31分
その後も西武台は後半からピッチに入ったMF小林一貴(3年)を中心にボールを保持。後半37分、同39分、同アディショナルタイムに、立て続けに武南ゴールへ襲いかかるも、いずれもDFやGKに阻まれゴールを決められず。「細かいミスがたくさんあったなかで、頑張れたかなとは思う。やられたシュートもGK正面だった」(大山監督)という“ツキ”もある形で、試合は10分ハーフの延長戦へと入った。
その後も依然として西武台が優勢に試合を進めたが、武南も金子が2本のシュートを放つなど、カウンターへの意欲を見せて防戦一方にさせなかった。そして同点でのPK戦が見えてきた延長後半10分、武南は深澤に代えてGK須賀貴大(3年)を投入し、PK戦を任せる構え。直後のアディショナルタイムには、西武台がMF浦上颯太(2年)のクロスからゴールに迫ったが、積極的に飛び出した須賀がキャッチし、1-1のまま規定の100分間を終えた。
西武台の先攻で始まったPK戦は、2人目まで互いに成功したが、3人目がいずれも大きく浮かす形で失敗。さらに西武台は4人目のキックがうまくミートせず、左へ外れてしまう。そして武南の4人目が成功して迎えた西武台の5人目、甘いコースに飛んだボールは須賀が横っ飛びでブロック。“PK専用GK”の起用が当たり、劣勢ながらPK戦を3-2で制した武南が4強入りを決めた。
試合を終えた大山監督は「厳しい部分をいっぱいさらけ出しながら、ラッキーも重なってよく粘り勝ちできた。トーナメントの面白さだよね」と苦笑い気味に口を開いた。そのうえで「まだメンタル的に弱いですよ」と厳しく指摘しながらも、「細かいミスがたくさんあったんですけど、そのなかで頑張れたかなと思います」と、攻め込まれる展開が続きながら失点を防いだ選手たちをねぎらった。
準決勝は前回大会で0-1の惜敗を喫した昌平との対戦に決まった。指揮官は「グラウンダーの細かいパスワークについて行けるか」と重点課題を認識。「今週は先週とまったく違うところのトレーニングをしていかないとね」と対策を口にした。
また、今年度のメンバーで唯一、昨年度の昌平戦に先発していた深澤は「新たな課題が出たので、去年は負けている昌平戦で頑張りたい」と西武台戦での失点の反省を生かすつもり。「リベンジしたいという気持ちは、チームでも一番あります」と、“3冠王者”を倒しての決勝進出に向けて意気込んだ。
(取材・文 竹内達也)●【特設】高校選手権2017
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