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立花健斗のスーパーゴールで延長戦制した遠野が5連覇達成!盛岡商は6年ぶりの出場ならず:岩手

ゲキサカ / 2017年11月11日 10時1分

「5」連覇のポーズを作って喜ぶ遠野イレブン

[11.5 選手権岩手県予選決勝 遠野高 3-2 盛岡商高 いわスタ]

 第96回全国高校サッカー選手権岩手県予選決勝が5日に行われ、遠野高が盛岡商高に延長戦の末3-2で勝利し、5年連続27回目の全国出場を決めた。長らく選手権から遠ざかっていた盛岡商は6年ぶりの優勝を目指したが、今回も全国への切符を勝ち取れなかった。

 前半の立ち上がりは縦に速い攻撃を武器とする盛岡商が優位に試合を進めた。11分、MF佐藤蔵人(3年)がサイドチェンジのボールを左サイドに出すと、この日左サイドハーフに入ったFW添田裕也(3年)がフリーでボールを受け、ゴール前までドリブルで切り込む。そのまま添田が落ち着いてGKとの1対1を制し、盛岡商が先制した。

 その後は遠野も落ち着きを取り戻し、決定機を作れるようになった。迎えた前半38分に盛岡商のDFとGKがロングボールの処理を誤り、ボールは「ミスがあるかもしれないので一か八か行きました」という遠野FW阿部亮太(3年)の下へ。阿部はGKを抜き去って無人のゴールに力強くシュートを叩き込み、同点に追いついた。

 このまま1-1で前半終了かと思われたが、盛岡商はアディショナルタイム1分、DF上田有聖(2年)のロングボールを受けたFW藤原史也(3年)がゴール前に侵入して勝ち越しゴール。リードして前半を終えた。

 しかし、4年連続選手権に出場し、この代は新人大会・インターハイ予選・プリンスリーグ東北で盛岡商に無敗の遠野は落ち着いていた。「盛岡商に先制されるのはいつものこと。プリンスリーグ東北開幕戦も先制されましたが、逆転できました」とMF立花健斗(2年)は今年の対戦時もよくあるシチュエーションだったことから、後半勝負を見据えていた。

 長谷川仁監督も「中盤でボールが収まらなかったので、4-4-2から4-1-4-1にフォーメーションを変えました」と後半頭からFW中野友佑輝(2年)に代えてMF佐々木秀真(3年)を投入し、中盤を落ち着かせる選手交代を行うと、遠野本来のパスワークが戻ってきた。

 それでも積極的に縦突破を仕掛ける盛岡商は後半23分、1ゴールの添田が左サイドからボールを受けて再び鋭いシュートを放つが、これがクロスバーを叩いた。直後の24分、奪ったボールをつないだ遠野は、盛岡商に生まれた隙を見逃さなかった。佐々木秀のパスを左サイドハーフのMF佐々木渓人(3年)が受けてクロス。ゴール前に上がっていたボランチのMF太田竜雅(2年)がヘディングシュートを決めて、遠野が同点に追いついた。

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