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必ず全国に舞い戻る!粘り強く戦いながら、瞬間的に“らしさ”発揮。國學院久我山が東京Bブロック決勝進出!

ゲキサカ / 2017年11月6日 12時38分

CB上加世田達也が相手をブロック。國學院久我山高が決勝進出を果たした

[11.5 選手権東京都Bブロック予選準決勝 國學院久我山高1-0国士舘高 西が丘]

 第96回全国高校サッカー選手権東京都Bブロック予選準決勝が5日に行われ、15年度全国準優勝の國學院久我山高が国士舘高に1-0で勝利。國學院久我山は2年ぶりの全国出場を懸けて、11日の決勝で実践学園高と戦う。

 國學院久我山の清水恭孝監督は決勝進出を決めた後、「勝ち続けることも大変だと思うんですけれども、一回落ちたものを引き上げるのはもっと大変なところがあると思う」と語っていた。

 13年度から3年連続で激戦区の東京都予選を突破し、15年度は全国準V。一つひとつのプレーにおける技術力と多彩性、そして判断力の高さを全国舞台で表現し、勝利に結びつけてきた。だが、全国準Vメンバーの半数を残した昨年度は東京都予選1回戦で帝京高に0-1で敗戦。9月の段階で選手権から去ることになった。

 今年は関東大会予選とインターハイ予選でいずれも代表決定戦まで進出。全国を争う力を証明したが、そこで苦杯を喫して昨年同様に出場権を得ることができなかった。現在は2年前にレギュラーとして全国決勝を経験したGK平田周主将(3年)とCB上加世田達也(3年)がいるものの、今回の選手権で予選敗退すれば、全国経験者がいなくなってしまう。それだけに、清水監督は今回の選手権予選が「今後の久我山にとっても重要になる」と口にし、平田も「2つ落として、これしかない」。久我山らしいサッカーを目指しながら勝利にこだわることを強調した。

 準決勝は苦しい戦いだった。試合序盤は國學院久我山のペース。後方からの正確なパスワークで相手の守りをずらし、エースMF三富嵩大(3年)がチャンスに絡む。そして12分には左サイドからのパスで抜け出したFW鵜生川治臣(3年)がGKを引きつけて左横へラストパス。これをMF高橋黎(2年)が左足でゴールへ流し込んだ。

 國學院久我山は28分にも三富の右足FKがゴールマウスを直撃。後方からゆっくりと攻撃を組み立て、幾度か会場を沸かせるようなシーンも作り出していた。だが、前半終盤にかけて徐々に国士舘が巻き返す。ダイビングヘッドでのクリアなど、チームを勢いづけるような守備を見せるCB和田航希主将(3年)や最終ラインで高さを発揮するCB早坂海斗(3年)、GK金山英樹(3年)に支えられたチームは、前からのプレスもハマり、MF齊藤敦(3年)が厳しいチェックでボールを奪うなど國學院久我山の攻撃を停滞させる。

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