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日本vsブラジル 試合後のハリルホジッチ監督会見要旨

ゲキサカ / 2017年11月11日 4時54分

─ビデオ判定で狂ったところがあったと思うが、それ以外の部分は要求どおりできていたのか。
「戦術のトレーニングはたくさん行ってきた。相手の3トップに対しては、ターンさせないためにしっかり付くよう指示していた。ターンさせてしまったら、ネイマールをブロックすることは難しい。ただ、それを行うのにもメンタル的な要素、自信が必要だ。相手をリスペクトし過ぎたかなと思う。中盤の選手たちにも相手の近くで付くように指示したが、少し距離があったかなと思う。相手チームはワンツーやパスが巧みなので、距離を空けてはいけない。その5分後に吹かれたPKが少しチームを不安にさせてしまったのかなと思う。2失点目も完全にフリーな状態でのクリアミスだ。相手が拾って、もしかしたら初めてかもしれないが、(左利きのマルセロに)25mの距離から右足で決められた。

 後半に入ってからはフィニッシュに至るチャンスが何度かあったが、スピードアップせずにプレーを遅くしてしまった。守備的にも少し崩れたときに、相手のカウンターが3回、4回あった。相手の裏へのボールは速く、押し上げも速かった。PKが我々の安定性を少し崩したと思う。ボールを動かしていけばクロスやシュートで終わらせることができると思っていたところで、少しゆっくりして、ペースダウンしてしまった。それはメンタルの部分から来たのかもしれない。後半に入ってからはより相手の近いところ、より自分たちがコンパクトにプレーして、相手に寄せることができた。中央でもサイドでもそれができて、ボールを奪うこともできた。奪った直後の1本目のパスをしっかりつないでいれば、そこから生まれるチャンスもあっただろう。修正点、改善点はたくさんあるが、その中でメンタルの面は大きかった。ダイアゴナルのボールや背後へのパスにもちょっとしたテクニックのミスがあった。セカンドボールの予測のところも少し欠けていた。純粋な気持ちでこの試合を見て、真実を見ないといけない。改善点はあるものの、満足すべき部分もあったと思う。後半のみを見れば1-0で勝っているし、2点目、3点目が決まっていてもおかしくなかった。もちろん、相手にもヘディングのチャンスがあった。前半、残念な部分があり、後半、満足いく部分があった試合だった」

─特に前半はデュエルの部分でボールを奪い切れなかったように見えたが。
「ネイマール、ウィリアン、ジェズスなどと対戦した試合だ。1対1で彼らにデュエルで勝てる選手はそう多くいない。それでも後半は良くなった。だからこそメンタルの部分が重要だと思う。ネイマールと対峙した(酒井)宏樹もいくつかのデュエルで勝っていた。そういったメンタル的な分野でこのチームはさらに良くなるのではないかという話をした。つまりノーファウルだけど、よりアグレッシブにいくということ。ブラジル人はアグレッシブに来て、その中で倒れたりしてファウルをもらうことが巧みなチームだ。ハームタイムに選手たちには『恐れないでいい』という話をした。前半はメンタルの部分、アグレッシブさの部分で満足していなかったので、勇気付けるために『1点目が決まれば、2点目、3点目も取れる』という話をした。最終ライン、中盤、前線での修正点も伝えた。浅野が入ってから相手の背後に顔を出すようになったのは良かった。そして(長友)佑都は今日の試合でキャプテンを務めたが、試合後に100戦目を称えた。彼はキャラクターの部分でも良いものを持っている。チーム全員とも愛着の部分でつながっているし、みんなの見本にもなっている。私にとってもこの100試合は誇りであるということを話した。そして最後に『今日の試合は佑都がキャプテンだったから負けた。私のせいではない』ということを言った(笑)」

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