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ギリギリの戦いから成長。そして全国へ…高松商が香川西に勝ち切って2年連続の選手権出場を手に:香川

ゲキサカ / 2017年11月15日 23時41分

2年連続23回目の選手権出場を手にした高松商高

[11.11 選手権香川県予選決勝 四国学院大香川西高 1-2 高松商高 ピカスタ]

 第96回全国高校サッカー選手権香川県予選の決勝が11日に行われ、高松商高が四国学院大香川西高に2-1で勝利。2年連続23回目の選手権出場を手にした。

 高松商にとっては2連覇がかかった大一番だが、この日は大学受験のため、準決勝のスタメン2人が不在。配置転換によって、ピンチを乗り切る考えだったが、川原虎之亮監督が「立ち上がりからリズムに乗れず、香川西さんの攻撃に慣れるまで時間がかかった」と振り返ったように、前半はキックオフと共にFW高木慎也(3年)がシュートを放つなど、フルスロットルの攻撃を仕掛けた香川西に苦戦し続けた。

 特に厄介だったのが、GK中村将英(3年)から高木へのホットラインだ。精度の高いロングキックを何度も受けたが、高松商は「守備の時間が長くなるのは分かっていたので、守備の集中を切らさずに行こうと意識していた」と口にするDF河辺壮瑠(3年)を中心としたDF陣が粘り強く対処した。

 前半5分に自陣左で与えたFKのこぼれ球からDF岩本來也(3年)に決定的なシュートを打たれたが、河辺がヘディングでクリア。「決められていたら、違った展開になっていたと思う」(川原監督)シーンを乗り切ると、以降はもう一つの警戒ポイントであるサイドのMF西村宙(3年)に対し、初スタメンとなったDF佐藤優多郎(2年)が身体を張った守りで仕事をさせず、前半を終えた。

 迫力ある香川西の攻撃を無得点で凌いだ一方で、前半のシュートはわずか2本。ハーフタイムには川原監督から、「シュートの意識が低すぎる」と喝を入れられた高松商は、後半開始と共に前を向く意識を高めた。成果は早々と表れ、1分には左サイドの突破から左CKを獲得。ゴール前に低く入ったクロスがオウンゴールを誘い、均衡を崩した。

 待望の先制点が生まれたものの、9分には再びピンチが訪れ、サイドから上がったクロスから高木にヘディングシュートを打たれた。この一撃はポストに当たりながら、ゴールマウスへと吸い込まれかけたが、DF河辺が懸命にクリアし、失点を回避した。

 高松商業はその後も耐える場面が続いた。それでも、後半25分に再び攻撃に転じ、自陣からのフィードに途中出場のFW末澤麟太郎(3年)がDF裏で反応。ドリブルでゴール前まで運び、相手DFに進路を遮られたタイミングでフリーのFW横内和眞(3年)に預けると、横内が冷静にゴール右隅に決めて2点差とした。

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