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“寸止め勝利”におさらば…芸術パスワークから阪野がV弾! 山形が水戸を振り切り4戦ぶり白星

ゲキサカ / 2017年11月12日 15時13分

キャリアハイとなる今季13得点目をマークした山形FW阪野豊史

[11.12 J2第41節 水戸0-1山形 Ksスタ]

 暫定14位モンテディオ山形が敵地で同12位水戸ホーリーホックに1-0で勝利した。FW阪野豊史のキャリアハイとなる今季13得点目が決勝ゴール。リーグ最多の17引き分けの山形は、直近2試合も土壇場で追いつかれてドローに終わっていたが、4試合ぶりの白星で5戦無敗(2勝3分)とした。

 水戸は前節・長崎戦(0-2)から先発2人を変更。DF今瀬淳也が5試合ぶり、DF浜崎拓磨が3試合ぶりにスタメン復帰した。フォーメーションは2試合連続で4-4-2を採用。今瀬はセンターバック、浜崎は右サイドバックを務めた。

 一方、3試合連続ドロー中の山形は前節・大分戦(1-1)から5人をチェンジ。GK児玉剛とDF高木利弥が5試合ぶり、DF栗山直樹、MF鈴木雄斗、MF中村駿がそれぞれ3試合ぶりにスタメン出場した。2008年に水戸で監督業を始めた木山隆之監督は、直近2試合で4-2-3-1を採用していたが、第38節の讃岐戦(0-0)以来3試合ぶりに4-1-4-1でスタート。MF茂木力也がアンカーを担い、インサイドハーフにはMF佐藤優平と中村が入った。

 両チームとも今季の昇格と降格の可能性がなくなり、来季に向けて内容面でも明るい材料を見出したい一戦。先にそれを示したのはアウェーの山形だった。前半13分、古巣対戦となる右サイドハーフのMF鈴木雄斗が中央に運びながら出しどころを探し、後方の佐藤にパス。佐藤のくさびを引いて受けた阪野の落としから、再びボールを持った鈴木が右横につなぐ。PA手前右で受けた中村は外側から駆け上がるDF山田拓巳にタイミングよく渡し、最後はPA内右の山田がダイレクトで送った右クロスを中央の阪野が頭でゴール右に押し込んだ。

 5人が絡むスピーディーな崩しで先制点を奪った山形。守備でも細かくラインコントロールしながら中盤で厳しくプレッシャーをかけ、水戸の前線に構える高さのFW林陵平、快足のFW前田大然にいいボールを供給させず。

 相手にほぼチャンスを与えないまま試合を進めると、前半アディショナルタイム1分に水戸MF橋本晃司が意表をついてマイナス方向に出した右CKを佐藤が読んでカット。後方からの上がりを待ってスルーパスを送り、中村がDFのいない敵陣をドリブルで独走する。相手が追走してきたところで右でフリーの鈴木につなぐと、PA内やや右に進入した鈴木は寄せてきたMF佐藤祥をキックフェイントでかわし、右足でシュート。しかし、飛び出したGK笠原昂史に当たってこぼれたボールは戻った今瀬に大きくクリアされ、前半は1-0で折り返した。

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