日本vsベルギー 試合前日のハリルホジッチ監督会見要旨
ゲキサカ / 2017年11月14日 5時28分
14日の国際親善試合でベルギーと対戦する日本代表は13日、ベルギー・ブルージュにある試合会場のヤン・ブレイデルスタディオンで公式練習を行った。練習前にはバヒド・ハリルホジッチ監督が公式会見に出席した。
以下、ハリルホジッチ監督の会見要旨
●バヒド・ハリルホジッチ監督
「我々にとって大きなテストがまた待ち受けている。今回もまた世界トップクラスのチームと対戦することになる。我々の長所、弱点がさらに見られる試合になると思う。どの方向に向かって進歩、進化すればいいのか分かる試合になる」
―中3日だが、メンバーは変更するのか。
「トレーニングもハッキリとした形でできたわけではない。2人、3人入れ替える可能性がある。スタメンで2、3人替えて、試合の流れの中で何人交代するかは分からない。ハイチ戦からは大きくチームを変えた。ポジティブでなかったので、形を変えて戦っている。この前の試合(ブラジル戦)から10人入れ替えてベルギーのような質の高いチームと戦えば、大きなリスクが伴う。いくつかの変更は行うと思うが、ハイチ戦のように大きく入れ替えることはない」
―ベルギーはさらに進化できると思うか。
「ベルギーは今現在、世界で最も良い選手のそろっているチームの一つだ。私は旧ユーゴも知っている。個人として質の高い選手がそろっているチームで、強いチームになる可能性があるチームだった。しかし、そのためには選手が補い合い、仲間意識を持って戦わないといけない。ベルギーのチームの内部のことは分からないが、ベルギーは長年、非常に個人の能力が高いチームでありながら、何のタイトルも取っていないという状況がある。試合の中を見ても10分間、15分間、質の高い攻撃を見せたと思えば、弱点を見せたり、少し消えてしまったりする時間がある。どのチームと対戦しても勝つ可能性のあるチームだ。しかし、いわゆる弱小と呼ばれるチームと対戦しても、負けることのあるチームだ。細かいところの話はしたくないが、私にとって世界のトップ4、トップ5に入るチームだ。それは確実だ。聞いたところによると、メキシコ戦のあとにいろんな議論が沸き起こっている状況のようだ。それが不満につながっているなら、逆にそれが日本戦の力になるかもしれない。力強いベルギーと対戦することを想定して準備しないといけない」
―ブラジル戦では前からプレスに行くのか、引いて守るのか、曖昧な時間があったが。
「選手たちにも同じような質問をされた。いつハイプレスをかけるのか、いつ下がってブロックをつくるのか。それはゲームの状況が決める。ハイプレスをかけるのか、ミドルブロックにするか、ローブロックにするか。それは私がこうしなさいと指示するものではなく、ゲームの状況がつくるものだ。ハイブロック、ミドルブロック、ローブロックがあるが、自分たちが決めるものではなく、相手の状況を見て形成するもの。ゲームがブロックの位置を決める。私ではない。もちろんタッチラインから『前から行け』『戻ってこい』と指示もするが、聞こえなかったり、聞こうとしていないのか分からないが伝わらないこともある。いずれにせよ走らないといけない。プレッシングは組織プレーで、しっかりトレーニングしないといけない。ゲームの読み、戦術、チームへの献身性、そういうものがないとできない。ハイプレスは良い守り方だが、リスクも伴う。全体で良いポジションからハードワークしながらやらなければ、ブラジル、ベルギーのようなチームはそこから抜け出してカウンターからチャンスをつくることができる。そのようなチャンスをブラジルはつくっていた。特に3点目がそうで、それ以外にもチャンスがあった。いつどのようにプレスをかけるのか、選手にも聞かれたが、『開始8分でハイプレス』という指示は出せない。これはゲームマネジメント、ゲームコントロールだ」
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