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清商の伝統受け継ぐ清水桜が丘が新たな一歩踏み出す!静岡学園破り、選手権初出場!

ゲキサカ / 2017年11月18日 20時47分

初優勝を喜ぶ清水桜が丘高イレブン

[11.18 選手権静岡県予選決勝 清水桜が丘高 1-1(PK4-3)静岡学園高 エコパ]
 
 清水桜が丘が開校5年目で初優勝! 第96回全国高校サッカー選手権静岡県予選決勝が18日に行われ、清水桜が丘高が1-1で突入したPK戦の末、静岡学園高に4-3で勝利。全国優勝3回の名門、清水商高と庵原高が統合する形で13年4月に開校した清水桜が丘は、開校5年目で全国高校選手権初出場を決めた。

 名門・清水商の伝統受け継ぐ清水桜が丘が新たな一歩を踏み出した。清水商時代は選手権3回、インターハイ4回、全日本ユース(U-18)選手権5回の全国タイトルを獲得し、GK川口能活(現相模原)やMF小野伸二(現札幌)、名古屋・風間八宏監督ら数々の名選手を輩出。高校サッカー界を牽引してきた存在は清水桜が丘へ姿を変えてからも激戦区・静岡で存在感を示していたものの、全国出場は15年インターハイの一度のみだった。

 注目エースのFW白井海斗主将(3年)は「僕達の代は入学した時から桜が丘。(ただし、)『清商の時は強かった』と言われることが県内では多かった」と振り返る。その中で、選手、コーチングスタッフたちは過去を振り返るのではなく、少しずつ、前へ、前へと前進してきた。名将・大瀧雅良監督は「後ろを振り返ってもしょうがないですから。前を向いて行かなければいけない。校歌も変わって、いつまで経っても後ろの校歌を歌っている訳にもいかないですから、前へどういう風に進むかが大事」。この日の試合前、清水桜が丘の校歌を、胸を張って歌っていた選手たちがピッチで歴史を塗り替えた。
 
 決勝戦の対戦相手は、徳島内定MF渡井理己主将(3年)擁する“元祖技巧派軍団”静岡学園。人気チーム同士の対決ということもあって、会場のエコパスタジアムには雨の中、10,325人の観衆が集まった。5分、まずは清水桜が丘が決定機を作る。右MF渡邉唯人(3年)が斜めに入れたパスを白井が1タッチでPAへラストパス。これで抜け出したFW松永颯太(1年)が決定的な右足シュートを打ち込んだ。

 立ち上がり、MF川口慶祐(2年)やMF築地健人(2年)がセカンドボールをよく回収していた清水桜が丘は、その後も築地や白井がカウンターから一気に持ち上がろうとする。対して、静岡学園は後方からボールを丁寧に繋いでゲームをコントロール。ボールを支配すると、左SB東山達稀(3年)の縦突破などからチャンスも作り出した。

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