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流経大柏が“プランどおり”のPK勝利で決勝へ!「自信を持っていた」キックは全員成功:千葉

ゲキサカ / 2017年11月20日 6時30分

PK戦に勝利し、決勝進出を決めた流通経済大柏高

[11.19 選手権千葉県予選準決勝 流通経済大柏高0-0(PK4-2)日体大柏高 柏の葉]

 第96回全国高校サッカー選手権大会千葉県予選は19日、柏の葉公園総合競技場で準決勝を行った。3年ぶり5回目の全国大会出場を目指す流通経済大柏高は、初の決勝進出を狙った日体大柏高と対戦し、規定の100分間を終えたがスコアレスで決着が付かず、PK戦の末に4-2で勝利した。

 総体全国王者の流経大柏にとって、薄氷を踏むような試合だったかにも思われたが、本田裕一郎監督は試合後、「失点をゼロに抑えることが最優先だった」と冷静に振り返った。むしろ、「攻撃は計算できないが、守備は計算ができる。勝因はゼロで抑えたこと」とプランどおりの一戦だったという。

 もちろん、そんな計画を立てられるのはPK戦への絶対的な自信があったからこそ。「毎日やってきたからね。夏以降は練習が終われば必ずPK練習。長い間やっていると、トーナメントでPKがなかったことはないんですよ。だからウチは全部PKで勝とうとね。PK狙いです(笑)」。経験豊富な指揮官が想定していたとおり、登場したキッカー4人は全員が安定したキックを見せて勝利をたぐり寄せた。

 もっとも試合では、序盤から苦しむ展開となった。5枚の最終ラインと中盤の2枚でブロックを敷いて守る日体大柏に対し、「セカンドボールが拾えず、前でボールが収まらなかった」(本田監督)。守備への意識から、陣形を大きく崩さずにロングボール中心の攻撃を進めたが、跳ね返されたボールからカウンターを受ける場面が相次いだ。

 流経大柏にとって前半唯一ともいえるチャンスは7分。DF齋藤優輝(3年)のロングスローのこぼれ球からDF関川郁万(2年)がシュートを放ったが、ゴールマウス上に大きく外れた。一方の日体大柏はMF高橋航太(3年)、FW松田一紗(3年)、FW上妻楓季(3年)の3トップがカウンターを狙ったが、シュートに至らないまま前半を終えた。

 後半はMF宮本優太主将(3年)を中心に、「試合中にしゃべって、陣形をコンパクトにする」(宮本)ことを意識した流経大柏が優勢に転じる。早い時間にMF時岡寛拓(3年)、MFトベ緯海(3年)を投入して推進力を増すと、サイドチェンジを有効に使って攻撃を展開。同25分、MF丹沢翔吾(3年)のシュートはDFに阻まれたが、着実にゴールへ近づいていった。

 それでも、日体大柏もリスクを負って前に出る。途中出場のMF石田壮太(3年)が右サイドでボールを運ぶのを起点に、FW三浦公裕(3年)、上妻のシュートを呼び込む。ところが、スイーパー的に対応するDF瀬戸山俊(3年)らを中心に身体を張った流経大柏の守備に、危険な場面をつくれなかった。

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