全国タイトル奪還へ、“赤い彗星”東福岡がまず福岡突破!“本気の日々”過ごして目標達成に挑戦
ゲキサカ / 2017年11月23日 18時36分
[11.23 選手権福岡県予選決勝 東福岡高 2-0 筑陽学園高 ミクスタ]
全国タイトル奪還へ、“赤い彗星”東福岡がまず福岡予選突破! 第96回全国高校サッカー選手権福岡県予選決勝戦が23日に行われ、15年度日本一の東福岡高と筑陽学園高が対戦。東福岡がG大阪内定MF福田湧矢主将(3年)と右SB中村駿(3年)のゴールによって2-0で勝ち、5年連続19回目の全国大会出場を決めた。なお、東福岡は12月31日の全国大会1回戦で尚志高(福島)と戦う。
東福岡、筑陽学園の両校は新人戦、インターハイ予選に続く県決勝戦での対戦。左SB国生竜生主将(3年)が「(6失点して敗れた)インターハイはバックラインが下がりすぎて中盤との間を自由に使われていたのでラインの押し上げを意識してやっていました」という筑陽学園は高いDFラインを構築し、ボールを奪ってから縦に速く、強い攻撃で押し込もうとする。
だが、東福岡は右SB中村や左SB長尾宏清(3年)が中央にポジションを取ってビルドアップに参加。正確かつスピーディーなパスワークに加え、MF青木真生都(3年)やバックラインから正確なミドルパスがサイドに配球されていく。そして右SH沖野直哉(3年)からクロスが入るなど、ジワリジワリと筑陽学園のバックラインを押し下げて行く。
そして前半15分、東福岡は長尾とのパス交換で左サイドのスペースを突いたMF田村和玖人(3年)がクロス。これを福田が頭で決めて先制点を奪った。一人ひとりの動きの幅が非常に広い印象の東福岡は、流動的な攻撃を継続。筑陽学園もエースMF梶原和希(3年)とFW中岡想羅(3年)のコンビネーションなどからセットプレーを獲得して反撃するが、東福岡は岡山内定のU-18日本代表CB阿部海大(3年)やCB西田翔央(2年)を中心とした集中力の高い守りでシュートを打たせない。
26分、東福岡が2点目を奪う。右サイドでパスを繋ぐと、一旦後方の中村へボールを戻す。これを受けた中村がアーリークロスを狙うようにボールを蹴り込むと、ボールは風にも乗ってゴール方向へ。そのままGKの頭上を越えて逆サイドのゴールネットに突き刺さった。
約40mのスーパーショットによって2-0。この後は東福岡が両ワイドを活用した崩し、クロスによってチャンスを量産する。筑陽学園は3点目を失ってもおかしくないようなシーンの連続だったが、GK本田聖明(3年)を中心にギリギリのところで凌いで、射程圏内の得点差で前半を折り返す。
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