桐光学園は交代出場のエースストライカー、倉持が鮮烈同点弾:神奈川
ゲキサカ / 2017年11月26日 18時7分
[11.25 選手権神奈川県予選準決勝 三浦学苑高 3-4(延長)桐光学園高 ニッパ球]
逆転され、追い詰められた王者をエースストライカーが救った。3連覇を狙う桐光学園高は後半2分までに2点をリードしたが、同5分からの15分間で3失点。リードされる展開で終盤を迎える。だが28分、怪我明けの影響で交代出場のFW倉持快(3年)が鮮烈な同点ゴールを決めた。
桐光学園は右クロスをゴール前で粘って繋ぐと、DFをブロックしながら右へボールを持ち出した倉持が右足を振り抜く。この一撃がニア上に突き刺さり、3-3となった。「DFが来ていたのでそれを上手く流して上手く打てた。練習でも振り抜くというのは意識して今週、ミドルシュートとか練習していた。ニアを狙って思い通りのところに行った」。意識していた通りに足を振り抜いて突き刺したファインゴール。エースが個でゴールをこじ開けた。
出場時間こそ限られているものの、一瞬のスピードでDFを振り切る“桐光のサビオラ”こと倉持が投入されることによって、チームの攻撃は一気にスピードアップ。鈴木勝大監督は「(彼の投入は車のギアが)ローから4速になるようなもの」と例えてその効果を口にする。
まだまだ、本来のスピードを発揮できていない印象だが、それでも対戦相手にとってその存在は厄介なはず。倉持も「交代で出ても自分のやることは得点を取ることで変わらない。相手が疲れている中で自分のスピードを活かして点を取ることができたらいい」と与えられた環境の中で、チームに貢献する意気込みを口にしていた。
昨年の全国大会では無得点で初戦敗退。「何もできなかった」敗戦から背後へ抜ける動き出しのバリエーションを増やし、今季のプリンスリーグ関東では5試合連続でゴールを決めるなど得点を重ねることに成功している。一週間後の決勝戦でも再びゴールを決めてチームを全国へ導く。
(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
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