残留するには勝利が最低条件になった甲府…MF高野「すごいシンプル」
ゲキサカ / 2017年11月26日 19時3分
[11.26 J1第33節 大宮0-0甲府 NACK]
「絶対条件として失点しない。そこに重きを置いていた」。MF新井涼平がそう振り返ったように、ヴァンフォーレ甲府は最終ラインを5枚にした5-3-2の布陣を敷いて後ろに重心を置き、2トップのFWリンスとFWドゥドゥの個人技で攻撃を仕掛けつつ、セットプレーで好機をうかがった。
セットプレーでキッカーを務めたのは、レフティーのMF高野遼。後半12分には背番号35の左足が決定機を創出する。右サイドからのFKを大宮ゴール前に入れると、ゴール前で混戦になりDF新里亮が押し込もうとしたがGK加藤順大に阻まれてしまった。「何本かいいボールを入れられた場面もあったんですけど、GKに触られたりという場面もあったので、確立をもっともっと高めていかないといけないと思います」という高野。「お互い勝ち点3しかない」(吉田達磨監督)試合で、流れの中での攻撃でも無得点に終わったことを悔やむ。「ドゥドゥとかリンスが個の力で打開していけるので、もっと上手く連携して自分たちも外から出ていければいい形はできていたんじゃないかなと思っています」。
結果的に甲府は勝利を挙げることはできなかったが、清水が新潟に敗れたことで今節の降格は免れた。ベンチには「点が入る度に情報は入っていた」(吉田監督)というが、ピッチに伝えられることはなく選手が知ったのは「終わった後」(小椋祥平)だった。状況に左右されることなく「勝つんだというつもりで」最後まで戦った。
しかし、以前厳しい状況であることに変わりはない。順位は16位、残留圏15位との勝ち点差は「2」のままだ。今節では引き分けでもよかったが、次節、最終節は勝利だけが残留の条件となる。そして、勝利した上で、清水が引き分け以下に終わるのを待たなければならない。「勝つしかないということですごいシンプル」と割り切りを見せる高野。「今週みんなで調整して全力で勝ちにいきたいと思います」。最低でも1ゴールが必要な状況で、その左足からのアシストに期待がかかる。
(取材・文 奥山典幸)
★日程や順位表、得点ランキングをチェック!!
●2017シーズンJリーグ特集ページ
●[J1]第33節1日目 スコア速報
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
仙台が首位清水を撃破! MF長澤和輝の勝ち越し弾守り抜いて3試合ぶり白星
ゲキサカ / 2024年8月3日 21時7分
-
清水が3連勝でJ2首位奪還! MFルーカス・ブラガ&MF乾貴士弾で大分を撃破
ゲキサカ / 2024年7月14日 20時59分
-
首位長崎が甲府と激闘ドロー! 土壇場の同点ゴールでクラブ記録更新の22試合負けなし
ゲキサカ / 2024年7月14日 20時16分
-
磐田浮上の鍵握る「5人のキーマン候補」 20歳ドリブラー覚醒の予感…膨らむ上昇への希望【コラム】
FOOTBALL ZONE / 2024年7月14日 8時30分
-
首位奪還狙う清水が2連勝! MFブラガ&DF高木践弾で千葉との上位対決制す
ゲキサカ / 2024年7月6日 20時48分
ランキング
-
1なでしこJに本音「点の匂いしなかった」 代表OBが持論「消極的」…自分たちのスタイルの“迷走”【見解】
FOOTBALL ZONE / 2024年8月4日 11時30分
-
2【柔道】涙の阿部詩への〝誹謗中傷〟 金野強化委員長も不快感「全く理解できない」
東スポWEB / 2024年8月4日 3時40分
-
3競泳混合400mメドレー日本8位、池江璃花子「誇るべき結果」…アメリカが世界新
読売新聞 / 2024年8月4日 5時39分
-
4サッカー男子「23歳以下」女子は「無制限」のなぜ 1世紀近い歴史の差、将来は年齢制限導入も?
THE ANSWER / 2024年8月1日 14時33分
-
5パリ五輪・柔道「待て」をめぐる“疑惑の判定” 全日本柔道連盟の元審判員は、「あんな下手な判定はない」「背中を叩くのは基本中の基本」と指摘
NEWSポストセブン / 2024年8月4日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください