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「取りに行こう」。前掛かりに攻め続けた桐蔭学園が5発快勝、14年ぶりの全国まであと1勝!:神奈川

ゲキサカ / 2017年11月27日 8時53分

 0-3で前半を折り返した湘南学院も後半3分、敵陣でインターセプトしたエースFW飯野智也(2年)がクロス。PAでコントロールしたMF篠原和希(3年)が右足を振り抜くが、DFの足に当たったボールはクロスバーを叩いてしまう。逆に桐蔭学園は4分、金子の右FKをファーサイドのCB吉田剛(3年)が頭で決めて4-0。さらに13分には左SB嶽間沢佳祐(3年)のクロスのこぼれ球をFW瀬賀凛太郎(2年)が右足で5点目を決める。

 湘南学院はMF井内悠人(2年)のドリブル突破や飯野の抜け出しなどから反撃するが、桐蔭学園はGK寺澤悠大(3年)が1対1のピンチを阻止。交代枠5人をフルに使って試合を進める。スタンドの応援を背に最後まで諦めない湘南学院も37分、DFラインの背後へ抜け出した飯野がGKとの1対1を制して1点を返す。

 さらにMF小谷竜也(3年)がクロスバー直撃のシュートを放って見せるなど、心打つような戦いを見せた湘南学院だが、金子が「今まで苦しい経験が自分たちの代は多くて、逆境というものをきょうはパワーに変えられたかなと思います」と語ったように、こちらも選手権への非常に強い思いを表現した桐蔭学園が5-1で決勝戦へ進出した。

 現在の3年生は今年、トーナメント戦こそ出場機会を得ていたが、県リーグではチーム方針によって開幕直後からBチームとして神奈川県3部リーグを戦い、1、2年生チームがAチームとして同1部リーグを戦っていたという。悔しい思いを持ちながら地道に成長し、選手権を目指してきた彼らを3人の2年生がサポート。現在は周囲のサポートもあって目標達成へ向けて迷いなく戦い、全国まであと一歩にまで迫っている。

 蓮見監督代行は「この大会に懸ける思いは、本人たち強い部分があって、絶対に決勝に行こうという思いがあったので、それが繋がったのかなと思います」と語り、2年連続準々決勝で敗れている桐光学園との決勝戦へ向けて「去年、一昨年と桐光学園にやられていて、力を示すには桐光学園を破るのが一番いいのかなと思っています。厳しい戦いになるとは思うんですけれども、あとはやるだけ」と期待した。
 
 そして、原川は「全員で桐光を倒すとそこを目指してやってきた。先輩たちの代の分まで自分たちの代が桐光破って優勝するところをOBに見せたい」。先輩たちの思いも込めて必ず桐光学園を倒して、自分たちが全国舞台に立つ。

(取材・文 吉田太郎)▼関連リンク
●【特設】高校選手権2017

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