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首位攻防戦は4-4ドロー…青森山田がAT劇的弾、清水ユースは“勝てば優勝”の最終節へ

ゲキサカ / 2017年12月4日 1時55分

ハイジャンプで劇的な同点ゴールを導いた青森山田高MF郷家友太(3年)

[12.3 高円宮杯プレミアリーグEAST第17節 清水ユース4-4青森山田高 アイスタ]

 高校年代最高峰の高円宮杯プレミアリーグEASTは3日、第17節を各地で行い、首位の清水エスパルスユースと勝ち点差1で追う3位の青森山田高が対戦した。立ち上がりに先制しながらも一時は2点差を付けられた青森山田だったが、後半アディショナルタイムの劇的なゴールで4-4の同点に追いつき、最終節のFC東京U-18戦での逆転優勝の可能性を残した。

「良いゲームといいますか、選手たちがよくファイトしてくれました」。決して理想どおりの展開でなかったのはたしかだが、青森山田の黒田剛監督は白熱した一戦をポジティブに振り返った。このドローにより、最終節に勝利すれば清水ユースが引き分け以下で優勝決定。来季からヴィッセル神戸への加入が決まっているMF郷家友太(3年)も「(優勝争いを)うまく最終節に持ち込めた」と口をそろえた。

 試合は前半1分、さっそくスコアが動いた。清水ユースのキックオフで始まったボールを奪った青森山田が、スローインの流れから右サイドを侵攻。MF田中凌汰(3年)のパスをMF佐々木友(3年)がファーサイドに折り返すと、全速力で走り込んだMF檀崎竜孔(2年)が左足ダイレクトで流し込んだ。

 その後も激しい攻守の切り替えで試合を圧倒した青森山田だったが、前半15分ごろから徐々に清水ユースがペースをつかんでいく。青森山田のファーストディフェンスをうまくかわせるようになり、サイドを広く使ってクロス攻勢を展開。「勝てば勝ち点で上回れるということで、守りに入ってしまった」(郷家)という青森山田を大きく押し込み始めた。

 すると前半26分、清水ユースが試合を振り出しに戻した。オーバーラップを見せたDF伊藤駿光(3年)が右サイドにロングボールを送ると、右SBのDF伊藤研太(3年)が頭で落とす。最後は右サイドハーフの位置からゴール前に走り込んだFW鈴木魁人(3年)が左足ダイレクトで蹴り込んだ。

 ますます攻勢を強める清水ユースは前半33分、敵陣でこぼれ球を拾った鈴木が斜めのスルーパスを送り、最終ライン裏に抜け出したFW齊藤聖七(2年)が左足で決めて逆転に成功。さらに立て続けのピンチをDF平岡卓磨(3年)らの奮闘で防いだ直後の同45分、伊藤のクロスに反応した齊藤の折り返しを鈴木が頭で押し込み、背番号10の2ゴール1アシストで前半を2点リードで終えた。

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