E-1選手権でラストアピールを…W杯に“名乗り出る”のは俺だ!!
ゲキサカ / 2017年12月5日 7時30分
12月に開催されるEAFF E-1サッカー選手権(旧東アジア杯)に臨む日本代表は国内組のみの編成となり、23人のメンバーにはフレッシュな顔触れが並んだ。A代表初選出が5人。これまで招集されながらピッチに立つ機会のなかった3人にも代表デビューのチャンスがあり、復活を期す選手たちもいる。ロシアW杯サバイバルレースに加わるための『ラストチャンス』――。そう呼ぶにふさわしい“国内組最終試験”の開幕が刻一刻と迫っている。
■新風を吹き込み、チームの序列を覆せ!!
大抜擢となったのが東京五輪世代から初のA代表入りとなったDF初瀬亮(G大阪)だ。今季のJ1では序盤からコンスタントに出場機会をつかみ、終盤にはレギュラーの座を奪取。両サイドバックをこなすだけでなく、中盤でもプレー可能とユーティリティー性を備え、左右両足から正確なボールを蹴り出せることでプレースキッカーとしての期待もかかる。
同じく初選出のFW阿部浩之(川崎F)、FW伊東純也(柏)、MF三竿健斗(鹿島)、DF山本脩斗(鹿島)はいずれもリーグ戦で好調をキープしている。海外組が数多くひしめく攻撃陣で生き残るには今大会での“結果”が不可欠。そして、これまでもハリルジャパンに名を連ねながら、いまだA代表デビューを果たせていないDF植田直通(鹿島)、DF三浦弦太(G大阪)、GK中村航輔(柏)にとっても、今までの悔しさをピッチ上で晴らすチャンスであり、海外組を含めた“序列”を覆したいところだ。
■“リベンジ”の舞台に立つ実力者たち
新戦力が数多く名を連ねる中で、復活を期す男たちもいる。昨年6月のキリン杯以来の招集となったFW金崎夢生(鹿島)、今年3月以来の代表復帰を果たしたMF清武弘嗣(C大阪)、そして昨年9月のW杯アジア最終予選初戦のUAE戦で先発デビューを飾ったMF大島僚太(川崎F)だ。
一時は代表の常連だった金崎だが、昨年8月に所属する鹿島で途中交代を命じられた際、握手を求めた指揮官の手を払うような素振りを見せ、激高。これには日本代表のハリルホジッチ監督も「彼の態度は受け入れがたい」と厳格な姿勢を示し、それ以降、代表に名を連ねることもなかった。だが、過去の行動については「良くないということは彼自身とも話している」としつつも、「過去のことであり、私も忘れている」と指摘。あくまで現時点のパフォーマンスを評価し、「デュエルでアグレッシブに行ける」と猛烈なチェイシングで守備面でも貢献するアタッカーを再招集した。
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