[プレミアリーグWEST]ともに目標達成できず…勝者・広島ユースは得失点差で2位、神戸弘陵はプリンスリーグ降格に
ゲキサカ / 2017年12月11日 7時35分
[12.10 高円宮杯プレミアリーグWEST第18節 広島ユース1-0 神戸弘陵高 吉田サッカー場]
高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯プレミアリーグWESTは10日、第18節を行い、2位・サンフレッチェ広島ユース(広島)は8位・神戸弘陵高と対戦。1-0で勝った広島ユースは首位・ヴィッセル神戸U-18(兵庫)と同じ勝ち点42としたが、得失点差で神戸に1点及ばず、2位でリーグ戦を終えた。また、最下位のアビスパ福岡U-18(福岡)が9位の大津高(熊本)を5-1で下したことにより、神戸弘陵は福岡U-18に逆転を許し、8位から9位へ転落。神戸弘陵のプリンスリーグ降格が決定した。
タイムアップの笛が鳴った瞬間に、ピッチに項垂れる両チームの選手たち。優勝と残留という対局に位置する二つの願いが交錯した一戦は、双方が涙を逃がす結果となった。
試合の主導権を握ったのは、首位・神戸と勝ち点で並ぶ広島だった。逆転での優勝を果たすためには、勝利に加えて、神戸を得失点差で上回る必要があったため、積極的な攻撃を展開。DF陣によるボール回しで左右へ揺さぶると、両サイドからのクロスでチャンスを伺ったが、「ここ最近の試合で全員の守備意識が高くなっていたので、守れる自信があった」とDF今井慈玄(2年)が振り返る神戸弘陵の集中力を保った守りに跳ね返される場面が続いた。前半24分にCKから放ったFW明比友宏(3年)のヘディングシュートも、神戸弘陵MF高野裕維(2年)がブロック。直後にMF東俊希(2年)の左クロスから生まれたMF仙波大志(3年)のヘディング弾もポストに嫌われた。
後半は3トップの配置転換によって、サイド攻撃の迫力が増したが、神戸弘陵GK野村昌平(2年)の好セーブに何度も阻まれて1点が奪えず。それでも、後半23分にはMF川井歩(3年、トップチーム昇格内定)の右クロスから明比がヘディングシュートを叩き込み、広島が先制した。
試合が動いてからは、優勝のためには追加点が必要な広島と、残留を掴むために勝ち点1を積上げたい神戸弘陵ともに攻勢を強め、「イケイケの決めたもん勝ち」(広島・沢田謙太郎監督)という展開になった。広島は、肉体派のMF松本大弥(2年)を前線に入れて、パワープレーを仕掛けたが、「攻撃に出ないと点が獲れないけど、行き過ぎるとやられてしまうので、バランスが難しかった」(FW満田誠、3年)と攻撃の思い切りを失い、2度目のゴールは生まれない。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[MOM4703]広島ユースFW井上愛簾(3年)_積み重ねた努力の先にあった激動の1年。J1のピッチも経験したストライカーが2ゴールで逆転勝利の立役者に!
ゲキサカ / 2024年5月20日 21時50分
-
山あいのグラウンドで醸成されていく「吉田の熱」。広島ユースは「今季一番良い内容」で名古屋U-18との上位対決を制す!
ゲキサカ / 2024年5月20日 19時17分
-
プレミアリーグの経験がもたらす圧倒的な成長速度を知ってしまった両者の対峙。岡山U-18と鹿児島城西の初昇格対決はドロー決着!
ゲキサカ / 2024年5月19日 21時24分
-
MF石本泰雅主将「懸けていかないといけない」。京都U-18は悔しい初黒星を進化、プレミア昇格への糧に
ゲキサカ / 2024年5月9日 13時42分
-
[プリンスリーグ関西1部]タフに戦い抜いた興國がG大阪ユースを1-0で撃破。開幕5連勝
ゲキサカ / 2024年5月8日 23時45分
ランキング
-
1大相撲の元小結大潮死去 史上1位の1891回出場
共同通信 / 2024年6月1日 22時4分
-
2ボクシング、パリ五輪最終予選で木下鈴花が敗退 日本女子は一人も出場権獲得ならず
スポーツ報知 / 2024年6月2日 0時13分
-
3ドジャース大谷翔平、日本人メジャー3人目の通算100盗塁…史上2位も目前
スポーツ報知 / 2024年6月2日 13時46分
-
4CL決勝でファン乱入、“前代未聞”賞金6000万円目当てに海外衝撃 ロシア人インフルエンサーが「提示」
FOOTBALL ZONE / 2024年6月2日 7時23分
-
5“主役じゃない”イチロー氏の際立つ異常さ 4度登場の驚愕リストが「現実離れだ」
Full-Count / 2024年5月30日 15時36分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください