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[プレミアリーグWEST]ともに目標達成できず…勝者・広島ユースは得失点差で2位、神戸弘陵はプリンスリーグ降格に

ゲキサカ / 2017年12月11日 7時35分

 逆に広島は「1点を獲られたら、残り10分で勝負しようと考えていた」と谷純一監督が振り返る神戸弘陵のカウンターを受ける場面が増えてしまう。FKからDF中垣智博(3年)に放たれた決定的なヘディングシュートはGK佐藤海斗(2年)がファインセーブ。45分にも、カウンターからMF上月翔聖(3年)に1対1の場面を作られたが、佐藤がギリギリのところで防ぎ、1-0で試合終了を迎えた。2点目を奪えなかった広島と同点ゴールを奪えなかった神戸弘陵。ともに目標を達成することができずに、最終節を終えた。

 前年王者として今年に挑んだ広島だったが、「相手に引かれる試合が多くて、決めきる場面で決めきれなかった」と川井が振り返ったように、猛烈な警戒網に苦しみ、僅差での勝利が目立った。ジュニアユース出身の選手が多く、ともにユースへと上がった沢田監督との師弟関係は6年目。指揮官と過ごす最後の年に、昨年果たせなかった日本一を狙っていただけにショックは大きい。「自分たちは中学の頃から決定力がなくて、大事な試合で勝てなかった。今日の試合も、やっぱり決定力が課題だった」と肩を落としたMF川村拓夢(3年、トップチーム昇格内定)を筆頭に、悔しさを滲ませる選手が多く、沢田監督も「1日でも長く彼らとサッカーをするために、チャンピオンシップに出たかった」と残念がった。

 一方の神戸弘陵は、目標としていた2年連続でのプレミア残留を果たせず、涙を流す選手が多数見られた。プレミア初年度の昨年と比べ、攻守ともに上位勢と張り合う機会が増えてきただけに悔しさは募るが、今井慈は「色んな強いチームと対戦する中で、自分の中で手応えが出てきた。まだまだ足りない部分もあるけど、俺が来年、弘陵の守備を支えるだけの力はできてきていると思うので、中心選手としての責任と自覚を持って、プリンスリーグ、インターハイ、選手権の3冠を獲りたい。この悔しさを晴らすために、プレミアに戻ってきたい」と誓い、前を向いた。

(取材・文 森田将義)
●2017プレミアリーグWEST

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