4発圧勝の福岡大が『デュエル合戦』の2回戦へ! 高知大は序盤に好機も無得点
ゲキサカ / 2017年12月13日 22時0分
[12.13 全日本大学選手権1回戦 高知大 0-4 福岡大 上柚木]
第66回全日本大学サッカー選手権大会が13日、開幕した。上柚木公園陸上競技場で行われた第2試合では、福岡大(九州1)が高知大(四国1)を4-0で下し、シード権を得ている大阪体育大(関西2)との2回戦に歩みを進めた。
2年ぶりのインカレ出場を果たした福岡大は、立ち上がりこそヒヤッとする場面が続いたが、終わってみれば盤石の勝利だった。乾真寛監督は試合後、「最初の10分間には反省があるけれど、そこからは対応することができた」と話し、精神的に難しさのある初戦を切り抜けた選手たちを称えた。
指揮官の言葉どおり、序盤は高知大が猛攻をしかけた。前半8分、立ち上がりから再三の突破を見せていたMF山崎一帆(4年=佐賀商高)がスルーパスを受けると、低い高速クロスをゴール前に配給。FW井上健次朗(4年=柏日体高)が素早く合わせてゴールネットを揺らしたが、惜しくもオフサイドとなった。
高知大はさらに188cmの長身FW勝田一秀(4年=C大阪U-18)に長いボールを当て、鋭い攻撃を展開。山崎がクロスバー直撃のシュートを放ち、跳ね返りをMF坂拓実(4年=県立西宮高)が頭で合わせる決定機もつくった。
ところが前半19分、先にスコアを動かしたのは福岡大だった。MF中村太一(4年=興國高)の左CKをMF大熊健太(2年=FC東京U-18)が収め、左足でシュートを放つもGK千歳吾朗(4年=加古川東高)がブロック。それでも、こぼれ球をDF中田永一(3年=四日市中央工高)が押し込んだ。
前半38分には、ロングボールを正確に収めた大熊が右足で狙うも、再び千歳が阻止。ところが同44分、右サイドを抜けたFW山下敬大(4年=九州国際大付高)が大きく左サイドに展開すると、FW梅田魁人(4年=高川学園高)が頭で落とし、ゴール前に走り込んだ大熊がダイレクトで決めた。
前半の2得点は「取るべき形で取れた」と乾監督。「うちは高さがあるので、セットプレーは得点源としている。2点目も大きくサイドを揺さぶった中で入った狙いどおりの形」と振り返る。また、テクニシャンの大熊が2点に絡んだことについては、「落ち着いてアクセントになってくれますし、点まで取ってくれて“お釣り”が来ましたね」と目を細めた。
ところがハーフタイム明け、福岡大に思わぬピンチが訪れた。後半4分、DF西埜植颯斗(4年=近大附新宮高)のパスを受けた山崎がクロスを送ると、ニアサイドでDFに直撃。軌道が変わったボールがゴールマウスを突いた。しかし、そこに立ちはだかったのはC大阪加入が内定しているGK永石拓海(4年=高川学園高)。長い腕を伸ばし、しっかりとかき出した。
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