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4発圧勝の福岡大が『デュエル合戦』の2回戦へ! 高知大は序盤に好機も無得点

ゲキサカ / 2017年12月13日 22時0分

 すると福岡大は後半9分、エースの一撃で追加点を奪う。ショートカウンターから左サイドを抜けた山下が豪快にカットインすると、ルックアップでクロスの選択肢を見せつつ、正確な右足シュートでファーサイドを打ち抜く。「ちょっと力が入りすぎていた」(乾監督)というプロ注目の主将が今大会初ゴールをこじ開けた。

 山下は後半15分にも、大熊とのワンツーでPA内に攻め込むと、強烈なシュートを披露。攻め手を止めない福岡大は同17分、前線から激しいスプリントを見せていたMF井上健太(1年=立正大淞南高)に代えて、スピードのあるMF佐々木亜門(4年=福岡U-18)を投入した。同21分には、相手バックパスに反応した佐々木がゴールを脅かす場面もつくった。

 その後は荒れたピッチを意識し、互いにロングボールを蹴り合う展開が続く。高知大は後半23分、勝田がGKとの1対1を阻まれると、福岡大は同34分、永石からのロングボールを受けた梅田がゴール前に斜めのパスを送り、佐々木が左足でシュート。これは高知大DFがブロックした。

 後半35分、福岡大は梅田に代えてMF江崎晃大(3年=鹿児島城西高)を入れて、フォーメーションを4-3-1-2から4-4-2に変更。ベンチからは「ゼロで終わろう!」と声が飛んだ。高知大はロングボールを中心に攻撃の糸口を探るも、DF菅田真啓(2年=国見高)が的確なヘディングで阻止するなど、九州大学リーグわずか14失点の堅守を見せた。

 すると後半40分、福岡大に4点目が入る。途中出場のFW梅木翼(1年=立正大淞南高)が左サイドでボールを収めると、DF石田皓大(3年=高川学園高)に渡して浮き球を供給。中央で胸トラップした山下が相手に当てながらも右足ボレーで叩き込んだ。エースの2得点には指揮官も「取るべき選手が取った。次につながるでしょう」と喜んだ。

 まずは1点を取りたい高知大も、最後まで攻めに出る。後半43分、MF下園直輝(4年=東海大五高)の左CKに反応したFW山越義史(4年=駒澤大附高)がヘッド。同アディショナルタイムには、右サイドを突破したFW浜田鷹人(2年=城北高)が鋭いクロスを送った。しかし、いずれもゴールを脅かすことはできず、そこでタイムアップのホイッスル。2年ぶりの初戦勝利を挙げることはできなかった。

 総理大臣杯で1回戦敗退となった福岡大だが、インハイでは2回戦進出を決めた。乾監督は「体大さんは縦に速くて、高さもあって、フィジカル系のチーム。うちもそういう部類なので、『目には目を』ですね」と戦況を予想。そのうえで「ここからが本番。トーナメントでは勝負強さを持ってきたのが福岡大の強さなので、強く激しい“デュエル合戦”に勝ちに行きたい」と気を引き締めた。

(取材・文 竹内達也)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集

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