守りに守った関西大が歓喜のベスト8!“アクシデント続発”の明治大はパワープレー実らず
ゲキサカ / 2017年12月16日 22時35分
1-0で迎えた後半は、一進一退の攻防。関西大は3分、MF塩谷仁(3年=磐田U-18)のボール奪取を起点にFW竹下玲王(4年=磐田U-18)がGKと1対1の場面を決められず、明治大は同6分、中村の右CKに山崎が頭で合わせ、GK白澤慶志郎(4年=関西大一高)を脅かし。
激しいせめぎ合いで互いに心身の負担が大きくなる中、選手交代でフレッシュな選手を入れていく両チーム。そこで再び明治大にアクシデントが襲う。後半21分、接触プレーで大黒柱のDF柴戸海(4年=市立船橋高)が立ち上がれなくなり、DF鳥海晃司(4年=千葉U-18)と交代でピッチを退いた。
まずは1点が欲しい明治大は、フォーメーションを3-4-2-1に変更。「矢印を前にしようという狙い。そんな練習もずっとやってきた」(栗田監督)というオプション布陣で攻勢にかかった。その後は、CBの中央に入ったDF岩武克弥(3年=大分U-18)、左ストッパーのDF袴田裕太郎(3年=浜松開誠館高)らが鋭いボールを前線に繰り出し続けた。
しかし、関西大には「高さに特長がある」(前田雅文監督)という“壁”が並んでいた。4バックのうち3枚が身長185cm級。ハイボールをDF鯉沼晃(4年=大宮ユース)、DF荒木隼人(3年=広島ユース)らがしぶとく跳ね返し続け、良い形で相手攻撃陣にボールを渡さない。
残り10分となった後半36分、明治大はMF岸本英陣(4年=帝京大可児高)を投入したのを合図に、パワープレーを開始。自陣での間接FKではほぼ全員をPA内に送り込み、徐々にCBの山崎や袴田を最前線に上げるなど、いよいよ捨て身の攻撃に乗り出した。
それでも関西大は、途中投入されたFW永松秀麻(4年=関西大北陽高)らが相手ボールホルダーに圧力をかけ続け、精度の高いボールを蹴らせず。最後は持ち場を離れてまで高い打点のヘディングを繰り出し続けた荒木がファウルを受けて時間を稼ぎ、1-0のまま歓喜の笛を迎えた。
関西大の前田監督は試合後、「うちは2点も3点も取れるチームじゃない。守備は意識の問題なので、協力してやることを意識している」と勝因は堅守にあったと指摘。準々決勝の順天堂大に向けては「これだけ消耗させられたのでバテていると思うが、代わりのメンバーもしっかりいる。全員でやっていけばチャンスはある」と関東勢の強豪相手の連勝を誓った。
(取材・文 竹内達也)●第66回全日本大学選手権(インカレ)特集
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