FC東京U-18が「“別格”の大会」チャンピオンシップ初制覇! 大逆転で神戸U-18を下す
ゲキサカ / 2017年12月23日 12時0分
[12.17 高円宮杯チャンピオンシップ FC東京U-18 3-2(延長) 神戸U-18 埼玉]
高校年代の年間王者を決める高円宮杯チャンピオンシップが17日、埼玉スタジアム2002で行われた。延長戦までもつれ込んだ一戦は、プレミアリーグEAST覇者のFC東京U-18が同WEST覇者のヴィッセル神戸U-18を3-2で破り、初優勝を果たした。
立ち上がりから主導権を握ったのは神戸だった。「みんな想いが強すぎて、身体が全然動いていなかった」と振り返ったのはFC東京の佐藤一樹監督。そんな東日本王者に対して、激しいプレッシングでボールホルダーに圧力をかけると、リスクを避けて放り込んだボールのこぼれ球を拾い続け、一方的な試合展開を繰り広げた。
すると神戸は前半16分、右サイドから投じたDF前川智敬(3年)のロングスローを起点に先制点を奪う。ニアサイドでDF右田楓(2年)がバックヘッドでつなぐと、高く跳ね上がったボールはゴール前へ。猛然と走り込んだFW泉柊椰(2年)が頭で押し込んだ。
一方のFC東京はMF品田愛斗(3年)のセットプレーでゴールに近づくも、決定機をつくることはできない。そんな前半33分、神戸はFW佐々木大樹(3年)がロングボールに抜け出すと、DF長谷川光基(3年)に倒されてPKを獲得。これを佐々木が自ら右に流し込み、リードを2点に広げた。
2点のビハインドを負って試合を折り返したFC東京だが、ハーフタイムのロッカーでは指揮官から“喝”が入った。「本当に良い3年間を過ごしてきた選手だから、『お前らこんなもんじゃないだろう』と。本質の部分を呼び戻すというか、そこが戦術うんぬんより大事な部分だと思いました」(佐藤監督)。
さらに指揮官は2枚替えを敢行。「プレミアEAST優勝の立役者だったので、代える勇気は必要だった」というDF吹野竜司(3年)、MF横山塁を下げ、右足側副靭帯損傷からの復帰に向けて「メラメラしていた」という主将のDF岡庭愁人(3年)、DF草住晃之介(2年)を投入した。
どこか吹っ切れたかのように笑みを浮かべながらピッチに入ったFC東京の選手たちは、「後半は絶対に持ってきてくれると、彼らを信じていた」という指揮官の期待に早速応えた。後半1分、左サイドから攻め込んだ品田がPA内で倒されてPKを獲得。自らキッカーとなった品田が相手GKの動きを見ながら冷静にネットを揺らし、反撃の狼煙を上げる1点が入った。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
エモーショナルでスペクタクルな90分間は3-3のドロー!FC東京U-18とやり合った柏U-18が携えるのは指揮官も認める自主性と超攻撃的な意志
ゲキサカ / 2024年4月23日 13時26分
-
日本人3選手出場のセルティックがスコティッシュ杯決勝進出!! 一時勝ち越し弾MFは“アンパンマンパフォ”披露
ゲキサカ / 2024年4月20日 23時40分
-
[MOM4665]神戸U-18MF濱崎健斗(2年)_前節で味わったPK失敗からの名誉挽回。2点を演出してチームを勝利に導いた新10番のさらなる成長欲
ゲキサカ / 2024年4月15日 21時15分
-
“サッカーの街”長岡でプレミア初開催。ホーム観衆の前で躍動の帝京長岡が4-0で神村学園を下し、初勝利!
ゲキサカ / 2024年4月15日 20時32分
-
昨季のリーグ戦では一度もなかった逆転勝利で証明した「ひっくり返す力」。川崎F U-18は大宮U18から4ゴールを奪って開幕白星発進!
ゲキサカ / 2024年4月8日 19時7分
ランキング
-
1【MLB】ロッテ・佐々木朗希は「ドジャースと契約しないかも」と米メディア報道
東スポWEB / 2024年5月7日 15時47分
-
2大谷翔平「絶対無理」遊撃できる?の質問に即答…でも本職ベッツからの意見は違っていて
スポーツ報知 / 2024年5月7日 12時17分
-
3ドジャースは社会貢献でも他球団を圧倒 LAの発展に6000万ドル超も投資してきた(鈴村裕輔)
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年5月8日 9時26分
-
4今永昇太「球団幹部が選ぶ最高のFA契約」大谷抑え1位 米記者報じる 「山本の陰に隠れ…」
スポニチアネックス / 2024年5月8日 11時23分
-
5次は井上尚弥 vs 那須川天心!? 大橋会長が東京ドーム再進出に意欲 視聴者数は野球WBC超え
東スポWEB / 2024年5月7日 17時52分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください