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シーズンの結末はクリスマスに決まる!?優勝、降格にまつわるプレミアリーグの“ジンクス”

ゲキサカ / 2017年12月25日 21時45分

プレミアリーグはクリスマス時点の順位が重要?

 またこの季節がやってきた。欧州で多くの主要リーグがウィンターブレイクに入る中、世界最高峰のリーグの一つであるイングランドのプレミアリーグは年末年始も関係なく、超過密日程が組まれている。今季もクリスマス翌日にあたる“ボクシング・デー”の12月26日から中1日、2日で試合が続き、各クラブは選手たちのコンディションやケガを考慮し、ターンオーバーしながらこの時期を乗り越えなければならない。

 クラブの総合力が問われる時期でもあるが、シーズンの折り返しにあたるクリスマス時点での順位も大きな注目を集めるポイントとなっている。なぜなら、クリスマスを首位で迎えたチームはそのシーズンの「プレミアリーグ王者」に、最下位で迎えたチームは「チャンピオンシップ(2部相当)に降格」するという“クリスマスのジンクス”が存在するからだ。

 1992年に創設されたプレミアリーグの過去25シーズンで、聖夜を首位で迎え、そのまま優勝を果たしたのは25チーム中13チーム。確率としては52%と決して高くないが、直近の8シーズンに限定すると、8分の7が優勝している。確率は87.5%となり、唯一優勝を逃したのは2013-14シーズンのリバプールのみ。シーズン終盤の第36節・チェルシー戦でMFスティーブン・ジェラードが自陣で足を滑らせ、失点に絡むという痛恨の敗戦から最終的にマンチェスター・シティに逆転優勝を許した悲劇のシーズンだ。また、2015-16シーズンに“世紀の大番狂わせ”を演じたレスター・シティも、このジンクスどおりに優勝を果たしている。

 今季はマンチェスター・シティが18勝1分の無敗で前半戦を終え、2位マンチェスターユナイテッドに勝ち点13差を付けている。最高のクリスマスを迎えたジョゼップ・グアルディオラ体制2年目のシティは、FWセルヒオ・アグエロとMFラヒーム・スターリングが12得点ずつを記録しており、守備陣もリーグ最少の12失点。プレミア連勝記録を更新し続け、第3節から怒涛の17連勝で首位を独走している。このままいけば、今季も“ジンクス”は健在となりそうだ。

 一方、下位3チームが自動降格するプレミアリーグにおいて、「最下位でクリスマスを迎えたチームがチャンピオンシップ(2部相当)に降格する」というジンクスを破った例は、過去25年の歴史でWBA(2004-05)、サンダーランド(2013-14)、レスター(2014-15)の3クラブのみ。レスターは“奇跡の残留”でこのジンクスを破り、FW岡崎慎司とMFエンゴロ・カンテ(現チェルシー)らが加入した翌シーズンに、今度はもう一つのジンクスどおりにプレミアリーグ初優勝を成し遂げた。

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