大宮内定FW佐相が先制の昌平、広島皆実とのPK戦を制し選手権初勝利!
ゲキサカ / 2017年12月31日 20時40分
[12.31 全国高校選手権1回戦 昌平高1-1(PK4-3)広島皆実高 NACK]
第96回全国高校サッカー選手権、NACK5スタジアムでは1回戦屈指の好カードである昌平高(埼玉)対広島皆実高(広島)が行われた。
「選手起用も含めて、大胆にやった」と試合後に明かした昌平の藤島崇之監督。「ディフェンス的な部分でゲームコントロールができるし、選手からの信頼度が高い」と評する吉田航(2年)をDF登録ながらボランチに起用。さらに、コンディション不良のMF山下勇希(3年)をベンチスタートにし、「前への推進力、高さ」を買ってMF伊藤雄教(2年)をトップ下で先発させた。
立ち上がりからボールを握ったのは、地元の声援を受けて戦う昌平だった。両センターバック、DF石井優輝(3年)とDF関根浩平(2年)、ボランチから落ちてきたMF原田虹輝(2年)が最終ラインでボールを回し、サイドの隙を見つけては正確なミドルパスを散らしていく。それと同時に、何度も広島皆実守備陣と駆け引きをしていたFW佐相壱明(3年、大宮内定)の動きに合わせてボールを入れ、J内定ストライカーが巧みにボールをおさめていった。
先制点が生まれたのは前半19分、敵陣でボールを持ったDF塩野碧斗(3年)が、ペナルティエリアへと浮き球を入れると、DFとGKの間のスペースに走り込んだ佐相が頭でピタリと合わせる。昌平が同校にとって選手権初となるゴールを挙げて、試合を動かした。「練習していたことだったので、練習の成果がここで出た」とホットラインでの得点に佐相は自信をのぞかせた。
劣勢を強いられた広島皆実の仲本洋平監督は、早めに手を打つ。31分にセンターフォワードの森内幸佑(2年)を下げてFW若宮健人(3年)を投入。同時に3トップの配置を変えて、若宮を左ウイング、MF藤原悠汰(3年)を中央、FW岡本拓海(1年)を右に回す。すると、この交代策が功を奏する。交代から3分後、左サイドでボールを持った若宮がドリブルを開始、鋭い切り返しでDFを抜き去り、中央にボールを入れる。中で岡本がつめると混戦になり、最後はMF堤太一(2年)が押し込んで広島皆実が同点に追いつく。
後半に入り、昌平は佐相にいいボールを供給することができなくなる。「相手が嫌な状況になる」と切り札の山下を投入すると、背番号7がチャンスをつくり出す。佐相とのワンツーで広島皆実を崩すと、ペナルティエリアすぐ外でファイルを受ける。CKでもキッカーを務めていた原田が右足で直接狙うも、ゴールポストに弾かれてしまう。37分には単身ドリブルで切り込んでシュートまで持ち込んだが、ゴールを割ることはできない。
-
- 1
- 2
この記事に関連するニュース
-
[関西]高校選抜、大学で体感した“えぐい”選手たち…大阪体育大1年生DF池戸柊宇「大学4年間で超えたい」
ゲキサカ / 2024年5月17日 22時6分
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(東海・北信越編)
ゲキサカ / 2024年5月17日 20時0分
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(関西編)
ゲキサカ / 2024年5月17日 19時40分
-
ユース取材ライター、森田将義記者が選ぶ「インハイ予選注目11傑」(中四国編)
ゲキサカ / 2024年5月16日 20時11分
-
「良いところまで行こう」ではなくて「タイトルを獲ろう」。2024年の大成は歴史を変えるための大いなる冒険に挑む!
ゲキサカ / 2024年4月22日 19時22分
ランキング
-
1三笘薫、愛妻の顔出しで「驚き」 寄り添う姿を“初公開”で反響続々「声出た」
FOOTBALL ZONE / 2024年5月21日 9時22分
-
2首位打者&OPS1位も…圏外に悲鳴「どういうこと?」 中間発表に賛否「意味わからん」
Full-Count / 2024年5月21日 16時46分
-
3万年最下位争いのチームが連日満員 ファンの期待と熱くて温かな視線
スポニチアネックス / 2024年5月21日 11時1分
-
4【関西学生野球】関学大6季ぶり優勝の原動力は「コロナ世代」の結束 悪夢の「5・20」が歓喜の一日へ
スポニチアネックス / 2024年5月21日 6時3分
-
5ドジャース・山本由伸が5連勝、7回途中までメジャー最多100球、8奪三振2失点の力投
スポニチアネックス / 2024年5月21日 13時52分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください