「2年後アルビからオファーが来るような選手に」仙台育英の1年生GK佐藤文太は2回戦で姿消す
ゲキサカ / 2018年1月2日 23時20分
[1.2 全国高校選手権2回戦 米子北高1-0仙台育英高 ニッパツ]
1年生ながら背番号1を背負い、2試合連続でゴールを守った。仙台育英高(宮城)のGK佐藤文太(1年)は今夏の全国高校総体に続いて全国大会で正GKを任されたが、開始3分の1失点に泣き、2回戦敗退に終わった。
「キーパーだから『中心になっていろんなことができるようにしろ』と言われているけど、まだ全然、チームの中心という存在になれていない。日頃の練習からみんなの頼りになる選手になれるようにやっていきたい」
182cmの身長はまだ伸びているという。身体能力の高さや1対1での思い切りの良い判断など、そのポテンシャルを高く評価する城福敬監督は「1年生なのでミスすることは多々ある」ことは織り込み済みで、その将来性に期待して入学直後から試合で起用してきた。
全国総体は初戦の2回戦で旭川実(北海道)に1-2で敗戦。全国選手権は1回戦の高松商戦に3-2で勝ち、全国で1勝を挙げることはできた。しかし、2回戦でプレミアリーグWEST所属の米子北に0-1で惜敗。佐藤文は「プレミアリーグとプリンスリーグの差を感じた。決め切るところもそうだし、相手はミスが少なかった」と唇を噛んだ。
アルビレックス新潟U-15出身の1年生守護神に城福監督は「2年後、アルビレックスからまたオファーが来るような選手になってほしい」と、さらなる成長に期待する。1年後、2年後、全国の舞台で活躍するチャンスはまだまだある。「またここに戻ってくるという意思を持って、この舞台に立つんだという気持ちを持って練習から頑張っていきたい」。悔しさをバネに佐藤文は決意を新たにしていた。
(取材・文 西山紘平)
●【特設】高校選手権2017
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