安藤瑞季が3戦連発!! “マンマーク作戦”の長崎総附、シュート15本の青森山田を完封で下す
ゲキサカ / 2018年1月4日 8時26分
さらに青森山田は後半10分、田中のシュートがこぼれたところに中村が反応するも、シュートは枠外右へ。同13分には、中盤での奪い合いでボールが流れ、ゴール前に走り込んだ中村が決定的なシュートを放ったが、オフサイドの判定が下された。
後半24分、青森山田は浦川に代えて195cmのDF三國ケネディエブスを最前線に入れ、さらに攻撃に比重をかける。すると直後の同25分、右サイドを駆け上がったDF鍵山慶司がアーリークロスを送ると、ゴール前で三國が高い打点でヘッド。ボールはゴール右隅を鋭く突いたが、GK湊大昂(3年)が横っ飛びで弾き出した。
劣勢が続く長崎総附は後半28分、安藤が相手DFを引き連れながらも単独突破でゴール前に侵入し、時間をつくりながら陣地を回復させる。そして同32分、三國の高さに対応するため、負傷の影響で今大会初先発となったFW西原先毅(3年)を下げ、183cmのDF柏木澪弥(2年)を投入した。
1点が必要な青森山田は、後半35分すぎから前線に人数をかけたパワープレー攻勢を展開する。同36分、DF佐藤拓海(3年)に代わってDF住田将(3年)を入れると、郷家と三國をターゲットにロングボールを配給。リスクを負った攻撃で相手ゴールに迫った。
一方の長崎総附は後半36分、カウンター気味に抜け出したFW荒木駿太(3年)が2人抜きからゴールを襲うと、同37分には、荒木のパスを受けた安藤が右サイドを突破し、ほとんど角度のないところから左足でシュート。GK坪歩夢(3年)が横っ飛びでキャッチしたが、意表を突いた判断で小嶺監督も評価しているという「意外性」を見せつけた。
それでも青森山田は攻め続ける。しかし後半38分、田中がPA内でGKと1対1を迎えると、湊が身体を投げ出してビッグセーブ。同39分、郷家の突破からこぼれたボールを三國が右足で狙うも、これも湊にキャッチされてしまい、なかなか得点を奪うことができない。
このまま試合を終えたい長崎総附は後半40分、コーナーフラッグ付近でキープを開始。ボールを持つ安藤を荒木とDF岩本蓮太(3年)が囲み、青森山田の守備陣を足止めする。それでもアディショナルタイム2分、青森山田は相手のパスをインターセプトした郷家がPA内右に展開し、受け取った中村が右足で狙った。
そして、ラストプレーにも見せ場。アディショナルタイム3分、安藤の突破を止めたDF小山内慎一郎(3年)がボールを持ち上がり、ゴール前に縦パスを送ると、相手DFに阻まれながらキープした中村がドリブルで攻め込み、フリーの状態でPA内から左足シュート。しかし、これは惜しくも枠外へ。ここで試合終了を告げるホイッスルが鳴り、青森山田の戦後8校目となる連覇の夢は3回戦で絶たれた。
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