前橋育英、ようやくたどり着いたリベンジの舞台…松田陸は自信満々「悔しさ晴らす」
ゲキサカ / 2018年1月7日 1時15分
[1.6 全国高校選手権準決勝 上田西1-6前橋育英高 埼玉]
卒業後のガンバ大阪への入団が内定しているDF松田陸(3年)の攻守にわたる活躍で、前橋育英高(群馬)が2年連続の決勝へと勝ち上がった。
「あの悔しさは一生忘れないと思う。それを晴らすためには同じ舞台しかないと思うので、それを目指して一年間やってきた。最後は自分たちのサッカーを貫いて、いい形で終わりたいです」
ようやくたどり着いた。前橋育英は昨年も初優勝を目指して決勝に進出。しかし同年のプレミアリーグ王者でもあった青森山田高に0-5と完膚なきまでに打ちのめされた。
無念を晴らすためには、同じ舞台に帰る必要がある。準優勝を経験した多くのメンバーが残った今季は、プリンスリーグ関東を優勝。選手権予選も無失点で勝ち上がると、順調に決勝まで勝ち上がった。
7得点と好調エースFW飯島陸(3年)が牽引する攻撃陣はもちろん、昨年から全く変わることのないDFラインは安定感抜群。準決勝で喫した“初失点”を悔いた松田も「去年みたいに失点してから取られないのを意識していた。そこで立て直せたのは良かった」と成長に手ごたえを語る。
決勝の相手は流通経済大柏に決まった。高校総体の準決勝で敗れている因縁の相手だが、プリンスリーグ関東の対戦では、前橋育英高が2連勝。松田は4月の対戦で2ゴールを決めており、いい印象を持っている。
警戒する選手として、総体で決勝点を奪われたDF関川郁万(2年)を挙げたが、「セットプレーで強いのは分かっているが、そこを抑えれば勝てるのは分かっている」と勝手知ったる相手とあって、対策も万全だ。
準決勝の先制点、CKを頭で合わせて得点感覚も取り戻した。プリンスリーグで奪った2得点もCKからだったこともあり、「点を取るポイントも分かっているので。点を取りに行きたい。去年の悔しさを持ったままプロに行きたくない。リベンジしてプロの世界に行きたいです」と自信満々に話した。
(写真協力『高校サッカー年鑑』)
(取材・文 児玉幸洋)
●【特設】高校選手権2017
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