[ニューバランスカップ]地元静岡・浜松開誠館、東海大相模を下して“裏選手権”の王者に!
ゲキサカ / 2018年1月7日 17時0分
[1.6 NB CUP in時之栖決勝 東海大相模高 1-2 浜松開誠館高 時之栖裾野G]
第96回全国高校サッカー選手権出場を逃した強豪48校の新チームが2018年の開幕を迎えた「2018ニューバランスカップin時之栖」(通称:裏選手権)は6日、決勝戦を行った。静岡県予選4強の浜松開誠館高が神奈川県予選8強の東海大相模高を2-1で下し、新シーズンに向けて好スタートを切った。
“裏選手権”優勝を果たした浜松開誠館の青嶋文明監督は試合後、「課題のほうが多いが、課題が明らかになった。対人のところ、特にボールを奪うというところで、良い選手とまるっきりの選手がいた。そこは力を付けていかないと厳しい」と辛口。「どんな時でもイニシアチブを取れるようにしたい」と前を見据えた。
浜松開誠館は同日に行われた準決勝で、同じ静岡県勢の静岡学園高と対戦。3-0で完勝を収め、昨年11月の選手権県予選準決勝のリベンジを果たした。一方の東海大相模は市立船橋高に3-1で競り勝ち、決勝に歩みを進めていた。
試合はキックオフから約40秒後、早々に動いた。東海大相模は左サイドをFW女井寛司(2年)が駆け上がり、中央へのパスを選択。PA外でボールを持ったMF中山陸(2年)が右足を振り抜くと、豪快にゴールネットを揺らした。中山は準決勝の市立船橋高戦でもミドルシュートで2得点。得意のプレーを決勝の舞台でも見せつけた。
DF川浪豪恋(2年)を中心に、試合前から声でチームを盛り立てていた東海大相模イレブンは、「2点目2点目!」「一気にのみ込め!」とさらにテンションを上げていく。ところが、準決勝の35分ハーフに続いて同じメンバーを起用したせいか、徐々に疲れが見えるようになり、浜松開誠館が主導権を奪った。
浜松開誠館は前半12分、MF市川侑生(2年)のFKをDF山田梨功(2年)が頭で落とし、FW岡島温希(2年)が合わせるもGK夏井隆太(2年)がセーブ。32分には、中学3年生ながら先発に入ったMF熊取谷一星(浜松開誠館中3年)のスルーパスに岡島が抜け出したが、シュートはGKがキャッチした。
そんな前半35分、ついに試合が振り出しに戻る。市川の突破でゴール前約20mの位置からFKを獲得。センターバックの山田がキッカーを務めると、壁の位置を低くすり抜けるシュートに相手GKは全く反応できず、しっかりとゴールネットを揺らした。
1-1で迎えた後半も、浜松開誠館が優勢を保つ。4分、岡島の左CKに反応した山田がヘディングシュート。11分には、左サイドバックのDF前田大輝(2年)の高精度クロスにMF松浦航大(2年)が頭で狙うも枠外。球際で上回りながら、セカンドボールを拾い続け、着実にゴールへ近づいていった。
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