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藤枝順心、大会無失点で高校女子サッカー選手権を制覇!!2年ぶり3度目の「藤枝NO.1!」

ゲキサカ / 2018年1月7日 20時19分

円陣時に続き、優勝を飾りスタンドのサポーターと共にNO.1ポーズで記念撮影する藤枝順心

[1.7 全国高校女子サッカー選手権決勝 作陽0-2藤枝順心 神戸ユニバー記念競技場]

 第26回全日本高等学校女子サッカー選手権大会決勝は、2年ぶり4回目の決勝進出となった藤枝順心高(東海2/静岡)が、初の決勝進出を果たした作陽高(中国1/岡山)を2-0で下し、3度目の優勝を果たした。

 前半、キックオフからしばらくしてからは作陽の時間帯が続いた。左SHに吐いたDF山田優衣(2年)が積極的なミドルシュートを立て続けに放つなど、前への勢いをそのままにフィニッシュに結びつける。

「相手の3トップに対して引くと好きにやられてしまう。だから、ハイプレッシャーをかけ、SBの攻撃参加も積極的にして、相手にやりたいことをやらせないようにしました」とは、作陽の池田浩子監督が試合後に明かしたプランだ。

 だが、藤枝順心も準決勝まで無失点の安定した守備で苦しい時間を耐える。すると前半40分、相手が中盤でスルーしたボールの連係が上手くいかず、ボールを奪ったFW今田紗良(3年)がドリブルでカウンター。ゴール前のFW青木なつみ(3年)がパスを受けると、左足で貴重な先制点を奪った。

「紗良はスピードもあるしいけると思ったのですが、自分も相手DFをひきつけつつゴールへ向かう姿勢をとろうと思ったらピンポイントでパスを出してくれました。狙った通りのゴールです」と青木は笑う。

 FWになったのは昨夏のインターハイ初戦から。それまではCBだったが、途中交代でいきなりFWと言われ「え?」と聞き返したという。選手権は1年時からメンバー入りしていたが出場は今大会が初めて。「今までは紗良が決めてくれていたけど、今日は彼女のマークがきつくなると思ったので自分がやってやろうと思った」会心の先制ゴールだった。

 先制し気持ちが楽になった藤枝順心は、前半終了間際にも追加点を奪う。45分、CB大村琴美(3年)のクロスがゴール前フリーのMF並木千夏(3年)へ。オフサイドかと思われたが作陽DFが残っておりプレーは続行。冷静にゴールへボールを流し込んだ。

「(作陽の最終)ラインは見ないで抜けたらいけました。前半は苦しんで、でも耐えてカウンターで1点取ったところで相手がバタついたので一安心しました」

「この2点が大きかった」と、藤枝順心の多々良和之監督は語る。「前半は押されて苦しい時間帯を耐えたところで効果的に点が取れた」。後半は気持ちをさらに押し出す作陽に対し、藤枝順心がいなす展開。藤枝順心はポゼッションも考慮に入れつつ、安定した守備で作陽の攻撃を防ぎ切った。

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