後半ATに2年生FW榎本が劇的V弾!前橋育英が悲願の初優勝!
ゲキサカ / 2018年1月8日 21時45分
[1.8 全国高校選手権決勝 流通経済大柏高 0-1 前橋育英高 埼玉]
前橋育英が3度目の決勝挑戦で悲願の初優勝!第96回全国高校サッカー選手権は8日、埼玉スタジアム2002で決勝戦を行い、前橋育英高(群馬)が初優勝を飾った。流通経済大柏高(千葉)と対戦した前橋育英は後半アディショナルタイムにFW榎本樹(2年)が決めた決勝ゴールによって1-0で勝利。群馬県勢としても初の選手権制覇を果たした。
雨の中、41,337人の観衆が集まった関東決戦。夏冬連覇を狙う流経大柏は準決勝から先発3人をチェンジ。DF佐藤蓮(3年)とDF三本木達哉(3年)が今大会初先発、FW熊澤和希(2年)が3試合ぶりの先発となった。流経大柏は、三本木が今大会7得点で得点ランキング首位の前橋育英FW飯島陸(3年)をマンマークする変則陣形。GKが薄井覇斗(3年)で最終ラインは右SB佐藤、CB瀬戸山俊(3年)、U-17日本代表CB関川郁万(2年)、左SB近藤立都(3年)。そして三本木はポジション関係なく飯島を徹底マーク。中盤は宮本優太主将(3年)と宮本泰晟(3年)のダブルボランチで、前線には右FW菊地泰智(3年)、CF安城和哉(3年)、左FW熊澤が並んだ。
一方、昨年度準優勝校の前橋育英は、右足の負傷によって2試合欠場していたMF田部井涼主将(3年)が先発復帰。4-4-2システムのGKは湯沢拓也(3年)。4バックは右SB 後藤田亘輝(3年)、U-18日本代表CB松田陸(3年、G大阪内定)、U-18日本代表 CB角田涼太朗(3年)、日本高校選抜の左SB渡邊泰基(3年、新潟内定)。中盤は田部井涼と塩澤隼人(3年)のダブルボランチで右SH田部井悠(3年)、左SH五十嵐理人(3年)。そして2トップは日本高校選抜FW飯島とインターハイ得点王のFW榎本樹(2年)がコンビを組んだ。
両校は夏のインターハイ準決勝でも対戦し、その際は3選手にマンマークをつけて相手のパスワークを封じた流経大柏が勝利。流経大柏は今回も三本木が飯島、宮本泰が田部井涼を“監視”しながら試合を進める。
先に決定的なチャンスを作ったのは、流経大柏だった。11分、GK薄井のキックが左ハイサイドの菊地へ通る。エンドライン際まで持ち込んだ菊地が強引にDFと入れ替わり、クロス。長い距離をスプリントしてきた宮本優がフリーで飛び込んだが、わずかに合わず得点とはならない。それでも流経大柏はシンプルに前線の3人を活用した攻撃と近藤のロングスローなどからゴール前のシーンを作り出した。
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