“ゼイワン”ホーム初陣の長崎、2点リード守れず鳥栖にドロー…それでも歴史的勝ち点『1』
ゲキサカ / 2018年3月3日 21時4分
[3.3 J1第2節 長崎2-2鳥栖 トラスタ]
J1リーグは3日、第2節2日目を各地で行い、J1ホーム初戦を迎えたV・ファーレン長崎はサガン鳥栖と2-2で引き分けた。雨が降りしきる中で集まった大勢の観衆の前で記念すべきJ1初の勝ち点1を獲得したが、2点のリードを守れず悔しいドローとなった。
前節の湘南戦に1-2で敗れた長崎はスタメン2人を変更。MF前田悠佑とMFベン・ハロランに代わってMF碓井鉄平とMF鈴木武蔵が起用された。一方の鳥栖は1-1で引き分けた前節の神戸戦と同じ11人で臨んだ。
ホーム初戦の長崎は前半2分、J1の舞台を待ち望んでいたサポーターの前でさっそく結果を残した。中盤でボールを奪ったMF島田譲が縦パスを送ると、ポストプレーに入ったFWファンマが右にパス。MF澤田崇がDF吉田豊をかわしてゴール前に突進し、右足シュートで豪快にネットを揺らした。
長崎はさらに前半8分、左サイドからの攻撃をファンマがつなぎ、PA内に駆け込んだMF翁長聖がシュートを放つも、GK権田修一がビッグセーブ。同9分、島田の右CKに対し、前節でクラブのJ1初ゴールを決めたDF田上大地が頭で合わせたが、大きくゴールマウスを越えた。
なかなか攻め手をつくれない鳥栖は前半18分、右サイドでFW田川亨介が倒されてFKを獲得。セットプレーで徐々に陣形を押し返していくと、同24分、MF原川力の直接FKは壁に阻まれたが、セカンドボールに反応した田川がボレーでゴールを狙った。
ところが前半35分、またしても長崎がスコアを動かす。この日がJ1デビュー戦となった碓井がワンツーパスで相手をかわし、横の味方にダイレクトパスを送ると、持ち出した澤田が最終ラインのスキを突くスルーパスを配給。猛スピードで抜け出した鈴木が右足シュートで流し込み、前半のうちに2点リードを奪った。
2点を追う鳥栖はハーフタイム明け、4-1-4-1から4-4-2にフォーメーションを変更。中盤のかみ合わせが改善して主導権を奪うと、後半7分、DF小林祐三がPA右で突破する場面をつくった。同10分には田川に代わってFW池田圭が投入された。
鳥栖は後半15分、直前に惜しいシュートを放ったFW小野裕二が左サイドからクロスを送り、セカンドボールが右サイドへ。ボールを拾った小林がマイナス方向に折り返すと、PA外で待っていたのはMF高橋秀人。的確にコントロールしたシュートを右足ダイレクトで打ち込み、神戸からの移籍後初ゴールで1点を返した。
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