守備陣機能せず、GK川島永嗣は針のむしろに…最下位メスは首位パリSGに5発大敗
ゲキサカ / 2018年3月11日 7時51分
[3.10 リーグ1第29節 パリSG 5-0 メス]
リーグ1は10日に第29節を行い、日本代表GK川島永嗣が所属するメスは敵地でパリSGと対戦し、0-5で敗れた。川島はフル出場している。
残り10試合となったリーグ1。メスは現在最下位に位置しており、入れ替え戦圏内の18位まで勝ち点8差と、残留に向けて黄色信号が灯り始めている。一方、パリSGは首位を独走。しかし3月6日のUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント2回戦第2戦でレアル・マドリーに1-2で敗れ、敗退が決定した。傷心の中で国内タイトル獲得のためにチームの立て直しを図る。
強力攻撃陣を擁するパリSGだが、FWネイマールが第5中足骨のヒビによる負傷で長期離脱中で、またFWエジソン・カバーニは出場停止となっている。そのため、前線にはMFクリストファー・ヌクンク、FWキリアン・ムバッペ、MFアンヘル・ディ・マリアが起用された。
勝ち点74の首位パリSGと勝ち点20の最下位メスとの試合は、無情にもその順位通りの試合内容になった。開始5分でパリSGが先制。左サイドをDFユーリ・ベルチチェが突破し、折り返しを受けたムバッペがPA内から右足シュートを放つ。相手DFにブロックされてPA右に流れたところを、DFトマ・ムニエが豪快な右足ボレーでボールをバウンドさせ、ゴール左に押し込んだ。
パリSGのゴールラッシュは止まらない。前半20分には、中盤のMFマルコ・ベッラッティがノールックパスを前線に通すと、反応したヌクンクがPA左から左足を振り抜き、ゴール右に突き刺して2点目とする。同28分には再びヌクンクがPA手前からドリブルで加速し、右足シュートをゴール左に決めて3点目。前半終了間際にはベッラッティのスルーパスを受けたムバッペがPA内に進入し、左足ダイレクト4点目を決めた。
パリSGは後半14分に決定機。右サイドをドリブル突破したムニエがPA右から折り返し、中央のヌクンクが押し込むが、川島がスーパーセーブで阻んで追加点を許さない。同30分には再びムニエがPA右から折り返して中央のムバッペが至近距離から押し込むが、またしても川島が体を張ったスーパーセーブでゴールを死守した。
要所で好守備を見せた川島だが、メス守備陣がゴール射程距離内で幾度とパリSGの選手たちをフリーにしてしまうため、その力も及ばず。パリSGは後半37分、右CKをPA内でノーマークとなっていたDFチアゴ・シウバがヘディングで合わせてダメ押しの5点目。試合はそのまま5-0でパリSGが勝利し、メスはリーグ戦6試合勝ちなし(4敗2分)となった。
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