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アグレッシブな攻撃が空回り…日本高校選抜、年下の静岡県ユース選抜とドロー

ゲキサカ / 2018年3月12日 13時52分

 日本高校選抜は後半開始から井上に代えてMF田中雄大(桐光学園高)を投入。静岡も3選手を入れ替えて後半に臨んだ。後半の日本高校選抜は横パスを数本入れてから縦パスにチャレンジ。相手が構えている状況でボールを入れて跳ね返されていた前半に比べると攻撃の変化が見られるようになった。

 12分にJ3北九州のFW佐藤颯汰(日章学園高)、23分にMF青木真生都(東福岡高)、30分にはMF梅津凌岳(京都橘高)とフレッシュな選手を投入した日本高校選抜は逆転を狙ってゴールへ迫った。

 それでも、渡邊勝己監督(清水東高)が「後ろの子たちが良く頑張ってくれた」と評したように、静岡はDFラインやこぼれ球を良く拾っていたMF清水綾馬(静岡学園高)ら後方の選手たちが集中力を切らさない。また「前半1-1で終わったので行けるかなと思っていました」(渡邊監督)という静岡は攻撃面でも幾度か良さを発揮。153cmMF神田凜星(静岡学園高)のスルーパスからDFを外した塩浜があわやのシュートを放って日本高校選抜に冷や汗をかかせる。

 終盤は攻め合いに。日本高校選抜は33分、右サイドでDFをかわした後藤田が右足シュート。38分にはワンツーで青木がPAへ潜り込んでラストパスを通したが、飯島のシュートはブロックされた。静岡も40分に齊藤の右FKを交代出場のFW松永颯太(清水桜が丘高)が頭で合わせたが、日本高校選抜GK湯沢がビッグセーブで得点を許さない。

 アディショナルタイム、日本高校選抜はGK濱田太郎(初芝橋本高)と左SB嶋中春児(長崎総合科学大附高)を投入。相手に勝ち越し点を与えなかったものの、2点目を奪うことはできず、1-1で引き分けた。

 試合後、日本高校選抜の平野監督は「不完全燃焼感はありますね」と第一声。この後、チームは現在の23名から18名にメンバーを絞って欧州遠征に臨む。この日は攻撃が単調になってしまった部分もあって1得点に終わったが、指揮官は「(ゴールを奪うという)目的を失わずに効果的な攻撃をできる子たちがいる」と期待。大学生やJユース選抜からの勝利したこともあったか、油断が出てしまっていた部分を選手たちも反省していた。次に彼らが集まるのは、本番。各選手がやるべきことを整理して、コンディションを高めて、デュッセルドルフ国際ユース大会で優勝を目指す。

(取材・文 吉田太郎)●2018日本高校選抜欧州遠征特設ページ

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