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[関東大会予選]日大豊山が初の「東京代表」に!80分間走り、戦い続けて選手権3位の堀越を1-0撃破

ゲキサカ / 2024年5月2日 12時57分

前半40+6分、MF作道海斗の先制点を喜ぶ日大豊山高の選手たち

[4.29 関東高校大会東京都予選準決勝 堀越高 0-1 日大豊山高 駒沢第2]

 日大豊山が初の関東大会進出! 2024年度関東高校サッカー大会 東京都予選準決勝が4月29日に行われ、日大豊山高が1-0で堀越高に勝利。関東高校大会初出場を決めた。日大豊山は5月5日の決勝で大成高と戦う。

 試合終盤、堀越の猛攻を白のユニフォームが跳ね返す度に大きな歓声が上がっていた。スタンドの観衆を巻き込むような日大豊山の奮闘。そして、選手権3位の強敵を80分間封じ切ると、選手たちはピッチ上で抱擁し、応援団の下へ駆け寄って喜びを分かち合っていた。

 就任13年目で選手、スタッフたちとともに歴史を塗り替えた海老根航監督は、まず走り切った選手たちを称賛。そして、「ウチのチームのコンセプトで、『誰からも応援されるチームになろう』っていうことで。サッカーのスタイルだけじゃなくて、サッカーに向かう姿勢とか、そういったところでも色々な人から愛されて、応援されるようなチームをっていうのはもうずっと言い続けてきてることなので、それをグラウンドで表現できたことが、皆さんにこうやって色々声援を頂いている要因なのかなと思います」と目を細めていた。

 大半の時間帯でボールを保持され、押し込まれる展開。だが、守り一辺倒になることなく、攻める姿勢も見せて勝ち取った1勝だ。U-17日本高校選抜CB森奏(3年)や右SB竹内利樹人主将(3年)、MF仲谷俊(3年)ら選手権の先発6人を残す堀越は、個々の技術力が高く、簡単にはボールを失わない。13分には、ゴール前の狭い局面で仲谷が斜め前方へのパスを差し込んだほか、クロスやミドルシュートでゴールへ迫る。

 日大豊山は、“豊山の遠藤航”ことMF平間右庵(3年)が序盤からタイミングを意識したアプローチ。際の攻防で相手ボールに触れ、また守備範囲広く走るボランチの存在は大きかった。加えて、右SB瓜田周平(3年)がタックルで相手の突破を阻止。各選手が堀越に立ち向かってその攻撃を食い止めていた。

 そして、奪ったボールを右SH作道海斗(3年)が幾度か前進させていたほか、FW大山泰生(3年)が推進力のある動き。また、10番MF葛西由晏主将(3年)がミドルシュートを打ち込むなど攻め返す。

 堀越は前半28分、FW小泉翔汰(3年)が縦突破で左のポケットへ侵入。そして、クロスにMF渡辺隼大(3年)が飛び込んだがわずかに合わない。また、シュート、ラストパスまで持ち込んでいたものの、日大豊山GK高橋謙心(3年)の鋭いセービングの前に阻まれていた。

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