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デュッセルドルフ国際ユース大会開幕直前!日本高校選抜・平野直樹監督インタビュー

ゲキサカ / 2018年3月29日 19時31分

―2か月間、選考から見られてきて、見どころの多いチームになったと思います。
「こちらが求めているのが、『日本人らしいところ』と敢えて言ってきました。世界に挑戦する気持ち、自分を越えていく気持ちを持っている人、そしてタフな人であること、そして仲間とコミュニケーションを取れる、良いことも悪いことも言えるということを最初の選考基準にしていたので、結局キャプテンを経験していたという子とか増えましたよね。欧州に来て大柄な選手とやるからと言って、大きい選手をチョイスしている訳ではなく、技術のある小柄な子が多くなったんだけれども、結果的にそうなっただけで、彼らがこちらへ来て堂々と渡りあっている。それこそ、群れでボールを狩るということが現時点でできているかなと思います」

―ご自身の高校時代と今の高校選抜の選手たちを比べていかがでしょうか?
「僕らの時はただ一生懸命やるだけでクオリティとか、決して高くなかったと思います。個人として高い選手はいましたけれども。今の子どもたちは洗練されていて、僕らの時は“野武士”みたいなのはいっぱいいて、(自分自身も)泥臭い、下手くそな選手でした。無骨さが足りなくなって洗練されすぎていると言われているんだけれども、そういう意味でもタフな選手じゃないとダメ。(メンバーには)高校サッカーで泥臭く、粘り強くできる子たちが多いので、か細さ、ひ弱さは感じないですね」

―確かにたくましい選手が多い印象です。
「ボランチで中心となってやってくれている田部井涼とか、宮本優太とかというのは運動量も多いし、身体も張れるし、ゲームの流れも読める選手なので、いい意味でやれるというところを見せてくれていますね」

―前橋育英でCBだった角田(涼太朗)を左SBで起用したり、選手にとっても新しい発見がある。
「角田自身もCBやっている時でも繋ぎが好きだったり、攻撃が好きだったりというところが見えていた。CBは蓑田(広大)と生駒(仁)も高いものを持っているので、角田もいいものを持っているということであれば、使わない手はない。一つのポジションのスペシャリストも大事なんだけれども、18名しかいないので複数ポジションをできることもチームにとって、とても助かる。だから、角田のCBとSB、宮本のボランチとSBというのもアヤックス戦でも試しているし、飯島陸だったらトップもオフェンシブ(MF)もあるし、菊地泰智だったらオフェンシブとボランチということもある。(交代出場の多い選手含めて)誰が出てもクオリティが落ちないし、むしろ一つエンジンが上がってというところがあるので、セレクトが間違っていなかったなと思います」

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