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[プレミアリーグWEST]我慢強い守りからファインショット連発!東福岡が5発逆転勝ち!

ゲキサカ / 2018年4月10日 14時20分

東福岡高は左SB中西渉真の直接CK弾で勝ち越し。快勝スタートを切った

[4.8 高円宮杯プレミアリーグWEST第1節 京都U-18 1-5 東福岡高 キンチョウ]

 高校年代最高峰のリーグ戦、高円宮杯JFA U-18サッカープレミアリーグ2018WESTは8日に第1節2日目の3試合を行い、東福岡高(福岡)が京都サンガF.C.U-18(京都)に5-1で逆転勝ちした。

 昨年、リーグ編成上の理由でプレミアリーグEASTへ戦いの場を移して6位に入り、今年はWESTへと復帰した京都と昨年、プレミアリーグWESTで5年連続の高体連トップとなる4位に入った東福岡との一戦。いずれもU-19日本代表に名を連ねているMF 福岡慎平(3年)とMF 上月壮一郎(3年)を中心に前評判の高かった京都から、“アウェー”の東福岡が勝ち点3をもぎ取った。

 先制したのは京都だった。前半6分、福岡の左FKをファーサイドのCB井上航希(2年)がダイレクトで折り返し、これを中央へ飛び込んだFW服部航平(3年)が右足ダイレクトで合わせて先制点を奪う。

 大会前の遠征で結果の出ていなかった東福岡は痛い失点となった。だが、森重潤也監督が「どんな流れでもやり切らないといけない。リーグ戦ですし、得失点差もかかわってくるから。その言葉を投げかけました」という東福岡は直後の8分、スーパーゴールで同点に追いつく。

 左サイドでDF2人にマークされたMF吉岡幸陽(3年)が股抜きドリブルで打開。さらにダブルタッチで1人をかわすと、カバーに入ったDFを縦への加速で外して左足を振り抜く。強烈な一撃はファーサイドのポストを叩いてゴールイン。登録165cmのドリブラーが決めた“ゴラッソ”によって試合は早くも振り出しに戻った。

 前半は京都が福岡やMF杉田迅(3年)中心にボールを握り、オフサイドライン際で勝負する服部、MF山田楓喜(2年)へのラストパスを狙う。服部の鋭いドリブルや上月の決定的なシュートなどからチャンスを迎えた京都だが、東福岡は日本高校選抜候補GK松田亮(3年)を中心に我慢強い守り。加えて、気合の入ったプレーを見せていたゲーム主将FW大森真吾(3年)を筆頭とした前線からのプレッシングもハマって良い形でボールを奪うと、素早く状態の良い選手へボールを動かし、そこから個々の高い攻撃力を交えた崩しでチャンスの数を増やしていく。

 京都はCB江川慶城(3年)が正確なポジショニングでピンチの芽を摘んでいたが、後半は個々の運動量を増やすことができず、持ち味の中盤中央を経由したボール回しを思うように展開することができない。そして、岸本浩右監督が「東福岡さんの我慢強さ、粘り強さは凄いなと思います」と評した東福岡に突き放されてしまった。

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