[関東大会予選]昨年超えへ新しい挑戦進める日大藤沢、強さと課題も見せて1-0勝利:神奈川
ゲキサカ / 2018年4月28日 17時13分
[4.28 関東高校大会神奈川県予選5回戦 藤沢清流高 0-1 日大藤沢高 日大藤沢高G]
28日、平成30年度関東高校サッカー大会神奈川県予選5回戦が行われ、第1シードの神奈川県1部リーグ勢8校が登場。第1シードの日大藤沢高が1-0で藤沢清流高に勝利した。日大藤沢は30日の準々決勝で相洋高と対戦する。
昨年はインターハイで初の準優勝。日大藤沢は結果が出たことを継続するのではなく、新しいチャレンジをしている。ダブルボランチの4-3-3から、MF梶山かえで主将(3年)を1ボランチにした4-3-3システムへ変更し、戦い方も変えた。
佐藤輝勝監督は言う。「新しいトライをしています。そのためには勇気が必要でした。でも、新しいことは(選手たちへの)メッセージ。自分たちで新しいサッカーを作ろうと」。昨年を越えるために1月から新しいトライを始めてきたが、特に3月頃は結果が出ず、フェスティバルは下位に沈んだ。だが、後ろを振り向いて昨年成功した形に戻すのではなく、前を向いて「最良のバランス、チーム力を見つけていく作業」(佐藤監督)を継続。また、神奈川県で唯一県1部リーグ、2部リーグの両方を戦う日大藤沢は、激しい競争もあって好転しつつある。
この日は先発11人中8人が2年生。昨年のインターハイで10番を背負い、大会優秀選手に選出されたMF比留間輝(3年)もベンチスタートとなり、リーグ戦で結果を残してきた10番FW小林来生(2年)やFW平田直輝(2年)が先発のピッチに立った。
序盤はその日大藤沢がプッシュ。中盤、最終ラインから大きな展開のパスを入れ、右SB櫻井風我(3年)と左SB多田夢都(2年)の両DFやMF植村洋斗(2年)がハイサイドで攻撃に絡んでくる。植村の抜群の個人技や小林の抜け出し、球際で強さを見せる平田を活かした連係からシュートまで持ち込むシーンが続き、いつゴールをこじ開けてもおかしくないような展開となった。
そして17分、多田が放ったストレート軌道の右CKをGKの前に飛び込んだ平田が豪快に頭で決めて先制した。一方、12年度の優勝校・藤沢清流は我慢しきれずに被弾。奪ったボールをなかなか繋げずに苦しい時間帯が続いていた。それでも右足で絶妙なボールをスペースへ落とすMF岡田達也(3年)を起点としたカウンターなどで反撃。左SB石野直哉(3年)のクロスなどがゴール前に入り、会場を沸かせる。
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