1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. サッカー

[関東大会予選]2年生FW耕野が延長V弾!“しぶとく”勝った日体大柏が2年連続で関東大会へ:千葉

ゲキサカ / 2018年5月13日 22時29分

勝利を喜ぶ日体大柏高イレブン

[5.12 関東高校大会千葉県予選準決勝 日体大柏高 1-0(延長)専修大松戸高 ゼットエー]

 平成30年度関東高校サッカー大会千葉県予選準決勝が12日に行われ、日体大柏高が延長戦の末、1-0で専修大松戸高に勝利。千葉制覇した昨年に続き、関東大会出場を決めた日体大柏は、13日の決勝で習志野高と戦う。

 膠着した時間が長く、後半、延長戦は互いに縦パスからの一発を狙い合うような展開。0-0のままスコアが動かず、PK戦突入かと思われたが、延長後半4分に決勝点が生まれた。日体大柏はPAでボールをキャッチしたGK山川連也(3年)がすぐさま右サイドのWB羽地朝仁(3年)にスロー。これで前を向いた羽地が持ち上がってからロングクロスを入れる。

 そして、右斜め後方から飛んできたボールに反応したFW耕野祥護(2年)が専大松戸DFとGKの前に入って頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。怪我から今週Aチームに復帰したばかりという耕野の公式戦初ゴール。値千金の一撃にピッチ上の選手、スタンドの控え部員も歓喜に沸いた。

 元日本代表MFの酒井直樹監督は「きょうのテーマはしぶとく、でした。(速い展開を)繰り返したら相手は間延びする。そこが勝負でした」とその通りの戦いで勝った選手たちを讃え、「マジメさがあるので、瞬間、瞬間の成功体験が実を結んでくれることを期待している」と語った。昨年からレギュラーが大きく入れ替わったチームはまだまだ自分たちに自信を持つことができず、試合で相互支援契約を結んでいる”レイソルスタイル”のポゼッションを表現することができていない。それでも、主軸3人を怪我で欠く中、関東大会出場を決めたことはチームにとって良い成功体験になりそうだ。

 試合は序盤、日体大柏がハイサイドへの配球からMF青山春平(3年)のドリブルシュートやFW海老原拓弥(3年)の右クロスをFW佐々木勇吉(3年)が頭で合わせるなど個、連係ででの仕掛けからゴール前のシーンを増やしていたのに対し、専大松戸はテクニカルなボランチのMF中村昴星(3年)とMF上田大夢(3年)、MF吉川秀斗(2年)を中心に後方からショートパスを繋いで攻撃を組み立て、グラウンダーの縦パスを通すなど攻め返していた。

 だが、互いになかなか相手の守りをこじ開けられず、徐々にセカンドボールの攻防や最終ラインで相手ボールをクリアするシーンが目立つ展開に。後半、日体大柏はMF芥川和志主将(3年)がドリブルシュートへ持ち込み、専大松戸もFW齊藤出(3年)の仕掛けや左SB遠藤太一(2年)の左足フィードなど特長を出してゴールを目指していた。ただし、日体大柏がMF小林智輝(1年)や耕野、専大松戸もFW鹿野紘樹(3年)と互いにスピードのある選手が投入したことによって縦、縦の速い攻撃がともに増えていく。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください