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雨中の壮絶肉弾戦…注目の上位対決はドロー決着、首位広島の10差独走許す

ゲキサカ / 2018年5月13日 17時54分

注目の上位対決はスコアレスドローに終わった

[5.13 J1第14節 FC東京0-0札幌 味スタ]

 Jリーグは13日、第14節2日目を各地で行い、2位FC東京と3位コンサドーレ札幌が対戦した。降りしきる大雨の中で24589人が詰めかけた上位対決。互いに多くのチャンスをつくったが0-0で引き分け、首位を独走中のサンフレッチェ広島とFC東京の勝ち点差は10に開いた。

 ホームのFC東京は前節の川崎F戦(○2-0)から先発2人を変えた。第9節の清水戦で途中交代していたDFチャン・ヒョンスは5試合ぶりの先発出場。MF大森晃太郎がMF田邉草民に代わってスタートリストに名を連ねた。

 一方、前節G大阪戦(○2-0)から1人を変更した札幌。出場停止のMF三好康児に代わって、ここ7試合出場がなかったFWジェイが復帰を果たした。[スタメン&布陣はコチラ]

 先に決定機を得たのは札幌。前半2分、MF深井一希のクリアボールにジェイが抜け出し、チャン・ヒョンスを背負いながらシュートを放ったが、惜しくも右へ外れた。FC東京は同5分、波状攻撃からMF橋本拳人、FWディエゴ・オリヴェイラが狙うも、GKク・ソンユンらが防いだ。

 互いに強固な守備ブロックを敷いて守り、奪ったところからのミドルパスでチャンスをうかがう。札幌は前半25分、DFキム・ミンテの縦パスからFWチャナティップが落とし、左を抜けたMF菅大輝がクロスを配給。FW都倉賢、ジェイが合わせたが、最後はGK林彰洋が立ちはだかった。

 一方のFC東京は前半28分、大森のクロスにFW永井謙佑がボレーで合わせるも枠を外れる。だが、直後に決定機。同29分、MF東慶悟の縦パスを右インサイドレーンで受けた大森がスルーパスを送ると、鋭い加速で抜け出した永井がネットを揺らす。ところが、オフサイドがあったとしてゴールは認められなかった。

 札幌も前半34分、敵陣で菅がボールを奪い、ジェイに預けると、浮き球スルーパスでPA内に侵入。胸トラップからのシュートはポストに阻まれたが、こぼれ球を都倉が押し込み、先制点が入ったかと思われた。しかし、胸トラップの際にハンドがあり、こちらもノーゴール。互いに多くのチャンスをつくった前半はスコアレスに終わった。

 ハーフタイム明け、先に決定機を導いたのはFC東京。後半6分、中盤で耐えた橋本が右に展開すると、大森が室屋とのワンツーでPA右に抜け出して中央に折り返す。ニアで永井が合わせたが、惜しくも右に外れた。さらに同8分、永井のスルーパスから室屋がGKと1対1を迎えたが、左足シュートはク・ソンユンに防がれた。

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