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近大高専が三重決勝リーグ初戦を制す!高専チーム初の全国出場へ前進!

ゲキサカ / 2018年5月20日 6時59分

後半7分、先制PKを決めたCB前田優希を中心に喜ぶ近大高専イレブン

[5.19 総体三重県予選決勝リーグ第1節 上野高 0-1 近大高専 三重交通Gスポーツの杜 鈴鹿]

 平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(インターハイ、三重)への出場2枠を懸けた三重県予選は19日、ブロックトーナメントの勝者4校による決勝リーグに突入。上野高と近大高専との一戦は近大高専が1-0で勝ち、勝ち点4を獲得した。

 これまで、高等専門学校(高専)チームの全国大会出場はない。その歴史を近大高専が変えようとしている。もう一試合をPK戦で制した三重高に勝ち点2差をつけて決勝リーグ首位発進。10番CB前田優希(3年)が「監督だけでなく、サッカー部じゃない先生にも『(全国は)初めてやから頑張れ』と言われる」と語り、GK黒川純誉主将(3年)が「近大高専は他の部活動も盛んなので他のクラブに負けないように、初出場できるように頑張っている。地元の名張出身で新しい歴史を作りたいと思ってこの学校選んだので、全国に出たいという気持ちは強いです」と口にしたように、選手たちも自分たちが全国初出場を成し遂げる意気込みだ。

 強風注意報が発令されていたこの日、非常に強い風が吹き荒れる中で先にビッグチャンスを迎えたのは選手権出場11回の古豪・上野だった。前半3分、右サイド後方からのFKをMF古屋来季(2年)が頭で合わせると、ボールは右ポストを叩く。風下だった上野はDF川口善伸(3年)を中心とした3バックが相手の攻撃を冷静に跳ね返すと、古屋のダイレクトパスや、10番MF森澤優斗(1年)の背後への配球などで近大高専に主導権を与えなかった。

 ただし、近大高専は前半半ば頃から落ち着いてポゼッション。そして、左SB田中崇太郎(3年)が突破力を発揮して相手の守備網に穴を開けるなど、徐々に押し込む時間を増やす。30分過ぎには右サイドでの崩しからMF山口和真(3年)、FW中村榛(2年)が決定機を迎えた。

 そして後半6分、近大高専はインターセプトからCB和木龍生(2年)がPAへ縦パスを入れると、中村との連係からFW武山祥人(3年)が前向きに仕掛けてPKを獲得。これをキッカーの前田が右足で左隅に決めて先制した。

 さらに田中の攻撃参加などからゴール前にクロスを入れて2点目を狙ったが、上野はその背後を突く形で攻め返す。後半に投入されたドリブラーFW西村綾真(2年)やFW山下修史(3年)が推進力をもたらし、クロスやシュートにまで持ち込んでいた。

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