東山が京都準々決勝で圧巻のゴールラッシュ。8-0で大目標の日本一へ一歩前進
ゲキサカ / 2018年5月22日 22時18分
洛南の最後まで諦めずに攻め続ける姿勢は特筆に値するもの。点差が開いても1点を奪い取るために攻め続け、クロス、シュートまで持ち込もうとしていた。だが、東山は緩めることなく守って8-0で勝利。FW鎌田大地(現フランクフルト)が1年生だった12年以来となるインターハイ出場へ一歩前進した。
東山の福重良一監督は大量8得点を奪い取ったチームを讃える一方で「もう少し幅を使った攻撃がしたかった。もう少し最後の精度を上げられると思っている」とコメント。選手たちもシュート29本を放ちながら8得点に終わったことを反省していた。
ただし、関西で評判のFW久乗や1年時から出場を続ける倉貫だけでなく、宇賀神、長坂、片岡らが台頭してきていることが心強い。守備もGK荒木光汰(3年)を中心に声を絶やさず、無失点で試合を終えた。個に頼るのではなく、連動性を特長とするチームの中で、複数の柱も育ってきている印象だ。この日際立った強さを示したチームは準決勝、決勝でもその強さを発揮することができるか。
倉貫は「きょうの試合では満足してはいけないと分かっているんですけれども、上手くいったないうのが正直な感想です。次の試合でも同じような戦いができれば勝つ自信はあります。新人戦で優勝してその景色を見ることができたので、それをもう一回インターハイで見て、全国にも繋がっているので結果を残して伝統を作っていきたい」と語り、久乗は「先生たちから京都は通過点で、日本一を目指さないといけないと話をして頂いています。(目標は)日本一です。みんな予想していないことをしたいですし、最終的には先生や親に結果で恩返ししたい」と力を込めた。目標は京都一ではなく、日本一。現時点ではまだその力が無いと認識している選手たちは、貪欲に力を磨いて次の試合を迎える。
(取材・文 吉田太郎)●【特設】高校総体2018
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