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松陽の堅守を延長後半にこじ開けた神村学園、鹿児島連覇に王手!

ゲキサカ / 2018年5月25日 22時23分

延長後半3分、決勝ゴールを喜ぶ神村学園高イレブン

[5.25 総体鹿児島県予選準決勝 神村学園高 1-0(延長)松陽高 鹿児島県立サッカー・ラグビー場A]

 25日、平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(三重)鹿児島県予選準決勝が行われ、連覇を狙う神村学園高が松陽高と対戦。延長後半に奪った1点によって神村学園が1-0で勝った。神村学園は26日の決勝戦で鹿児島城西高と戦う。

 昨年の鹿児島3冠、今年も県新人戦を制している神村学園が序盤、松陽を押し込んだ。GK、3バックからビルドアップしつつ、182cmのFW新田龍生(3年)と178cmのFW若松勇斗(2年)の長身2トップの高さと力強い動きも活かした多彩な攻撃。5分にはMF軸丸広大(2年)がターンからシュートへ持ち込み、7分にもMF濱屋悠哉(2年)のスルーパスから若松が右足シュートを放った。

 また、左MF和田駿斗(3年)の仕掛けなどからゴールへ迫った神村学園だが、その後は攻撃が停滞してしまう。バックラインを上げ、前線からのプレッシングを繰り出す松陽の前にミスを連発。松陽は相手の長身2トップに対しても厳しく身体をぶつけて起点を作らせない。

 神村学園はビルドアップでのボールロストが増えてしまい、シュートまで行けない時間が続いた。対する松陽はスピードのあるショートカウンターを幾度か浴びせると33分、MF冨ケ原粹(3年)の左クロスをファーサイドのMF吉田篤史(3年)が落とし、FW小久保昂洋(3年)が決定的な右足シュート。神村学園はDF深港壮一郎主将(3年)とDF島田龍也(3年)が2人がかりでブロックしたが、冷や汗をかかされた。

 後半立ち上がりは神村学園の右MF内村倫(3年)が突破口となり、ゴール前のシーンを増やしつつあった。だが、松陽は戸川翔(3年)と朝戸隆勝(3年)の両CBやGK飯山寛也(3年)を中心に守備の集中力を全く切らさない。今年、ボールを大事に攻める巧さに加え、前線のパワーを持ってこじ開ける強さも備える神村学園は後半終盤にかけてロングボールを増加。こぼれ球を拾ってそこからの仕掛け、崩しを狙っていたが、松陽はタフなディフェンスを続け、逆にセットプレーやクロスからチャンスを作り返していた。

 苦しい展開となった神村学園だが、濱屋が味方の3バックについて「安心してプレーできます。(焦れる展開だったが、後ろは)大丈夫でした。3人の協調性が高い。そして、ボールを蹴れる」と語り、有村圭一郎監督も「後ろは安定している」と信頼するように、抜群の存在感を示す深港、隈元聖也(3年)、島田を中心とした守りは崩れない。延長戦に持ち込まれたが、後方の支えを力に攻め続けた神村学園は、その後半3分にスコアを動かす。

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