「成長」を第一に考え戦う東海学園が刈谷振り切り、全国へ前進:愛知
ゲキサカ / 2018年5月27日 7時53分
[5.26 総体愛知県予選決勝リーグ第1節 刈谷高 2-3 東海学園高 グリーングラウンド刈谷]
平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技の愛知県予選は26日に、決勝リーグ第1節を実施。刈谷高と東海学園高との一戦は、3-2で東海学園が勝利した。
実力者が多く揃った昨年は全国での活躍が期待されながら、総体予選は3回戦で東邦高にPK戦負け。選手権予選も決勝まで進みながら、中京大中京高に惜敗した。「惜しいとか上手いねだけで終わりチームではダメだと気付かされた」(MF兵藤日向、3年)東海学園が目指すのは、3年ぶりの全国総体だ。
この日の立ち上がりは緊張から動きに硬さも見られたが、前半16分には前線でボールを受けたFW楠本羽翼(3年)が中央から右へ流れると、ゴール前にパスを展開。急いでPAまで戻った相手DFの足に当たったボールがそのままゴールネットに吸い込まれた。
オウンゴールという形で先制点を手にした東海学園は、以降も兵藤と平岩伶也(2年)のダブルボランチを中心にボールを動かしたが、アタッキングサードでのミスが目立ち、「止める・蹴るの所がしっかり出来ていれば、もっと楽に試合を運べたと思う」(鶴田道弘監督)。
一方守備面では、「相手は上手いチームだけど粘り強く守備が出来た」とMF加藤謙真(3年)が口にしたように、DF陣を中心に身体を張ったプレーでピンチを凌いだ。27分にはMF藤枝怜央奈(3年)のパスから刈谷FW小田翼(3年)にGKの脇を突くシュートを打たれたが、ゴールカバーに入った水野瑛規(3年)とバエッサ・フェリペ(3年)のCBコンビがクリアし、1点リードで前半を終えた。
後半に入ってからは本来のパスワークを取り戻した刈谷のペースで試合が進む。東海学園は、「一枚剥がされてしまえば、相手にスピードアップされてしまうので、出来る限りに前に侵入させるなとハーフタイムに伝えた」(鶴田監督)ものの、積極的にゴールを狙ってくるFW竹内龍(3年)やMF谷畑孝亮(3年)を捕まえきれず。後半17分にはCKから竹内にヘディングシュートを決められ、試合は振り出しとなった。
勢いが落ちてもおかしくない東海学園だったが、今年は一味違う。「時間帯に応じた戦い方や1対1の球際などで、昨年から試合に出ていた経験値を還元したい」と兵藤が話すように、経験値が豊富な選手が揃い、粘り強さには自信があるからだ。実際、今大会は1-0で辛勝した常滑高との初戦を皮切りに接戦が続く中、2度のPKを制して4強まで進んできた。
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