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「成長」を第一に考え戦う東海学園が刈谷振り切り、全国へ前進:愛知

ゲキサカ / 2018年5月27日 7時53分

 苦しい状況を跳ね返すのはお手の物で、ウォーターブレイク明けの23分には相手守備の隙を突いた加藤がドリブルから右足シュートを突き刺し、再リードを奪うと、38分には兵藤のFKをFWオルネラス・ビニシウス(3年)が頭で叩き込み、突き放した。アディショナルタイムには、刈谷DF坪井貴司(3年)に見事な一撃を決められたが、東海学園が3-2で逃げ切った。

 全国に近づく一勝を掴んだものの、鶴田監督が「課題の方が多い」と指摘したように東海学園の選手たちは満足していない。「この大会も含めて勝ち負けだけじゃない、とにかく成長して上手くなろうと声をかけながらやってきた」と指揮官が続けるように、結果よりも個人としての成長や試合内容の向上を目指し、ここまでやってきた。まだまだミスも少なくないが、兵藤が「個人のスキルが高くなり、少しずつボールが落ち着くようになってきた」と口にするように、新チーム発足時と比べればチーム状態は上がっている。

 残り2試合もこれまで同様に楽な試合ではないだろう。3年ぶりの全国総体出場がかかるとなれば、プレッシャーも強くなるはずだ。だからこそ、鶴田監督が「全国は選手が意識すると思う。ただ、勝ちたい思いを強くしながらも、それだけじゃなく成長しようと落ち着いてプレーして来れれば良い方向に転がるはず。成長しようとした結果が全国に繋がるのが一番」と話すように、平常心を保てるかが試合の鍵となる。東海学園らしく、成長を第一に考え、目の前の試合に挑めば全国への扉が開くはずだ。

(取材・文 森田将義)●【特設】高校総体2018

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