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3試合16得点の爆発力…群馬2位の桐生一、PK戦で競り勝ち『関東3位』に

ゲキサカ / 2018年6月5日 19時51分

 桐生一は後半11分、MF熊谷広夢(3年)に代えてMF須藤礼智(2年)を投入すると、一気に流れをつかんだ。同14分、須藤の縦パスを受けた若月が前を向き、PA右をえぐって中央に折り返すと、ファーで反応したのは楠。大会を通じて絶大なインパクトを放ったサイドアタッカーのゴールで1点を返した。

 ここで「普段は入らない形で点が入って、運があるな、同点まで行けるなと思った」という中村コーチ。すると後半17分、すぐにそんな想定が現実となる。中央で前を向いた梅林が縦につけると、PA左から田中がシュート。絶妙なコントロールでファーポスト際に流し込み、わずか4分間足らずで同点に追いついた。

 だが、ここからは一進一退の攻防。駿台学園は後半24分、途中出場FW松本州(3年)の裏抜けがオフサイドに終わると、同30分にはクロスに反応したが惜しくも合わず。桐生一はアディショナルタイム1分、田中のFKに中野が頭で合わせたが、わずかに枠を外れ、勝負の行方は延長戦に委ねられた。

 すでに夏本番とも思える陽気の中、3連戦となった選手たちだったが、延長戦でも足は止まらず。ゴール前に入り込むシーンもつくったが、どちらもしぶとく守り続け、スコアは動かなかった。PK戦は駿台学園が先行。GK猪田光哉(3年)が先陣を切ったものの、2人目に入った布施谷のキックをGK杉浦駿介(3年)がストップ。一方の桐生一は全員が決め、3位の表彰状を手にした。

 関東大会群馬県予選を2位で突破し、B組トーナメントで頂点に立った桐生一。「初タイトルだけど、3位というのがウチらしくて良いですね」とほほ笑んだ中村コーチは「3勝してインハイという大目標が達成できて良かった」とホッとした様子。3試合で16得点5失点という爆発力を引っさげ、「不安でしょうがないですけど、ウチは攻め続けます」という総体県予選に向けて気持ちを切り替えていた。

(取材・文 竹内達也)

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