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2年生FW藤本が決勝点!内容悪くても「勝てる」長崎日大、2年連続の決勝進出:長崎

ゲキサカ / 2018年6月8日 5時47分

後半27分、FW藤本蓮の決勝点を喜ぶ長崎日大高イレブン

[6.7 総体長崎県予選準決勝 長崎日大高 2-1 諫早商高 長崎県立総合運動公園補助競技場]

 長崎日大が雪辱の舞台へ! 7日、平成30年度全国高校総体「2018彩る感動 東海総体」サッカー競技(インターハイ、三重)長崎県予選準決勝が行われ、昨年準優勝の長崎日大高が諫早商高に2-1で勝利。長崎日大は12年ぶりの全国大会出場を懸けて、8日の決勝で創成館高と戦う。

 長崎日大の亀田陽司監督は試合後、「ボール保持、アイディアでも全て負けていた。主導権を握れなかった」と認めていた。本来の“長崎日大らしい”パスワーク、サイドでの崩しを見せた回数はわずか。それでも、CB坂口蓮登(3年)が「このチームは(ここまでも)なぜか内容悪くても勝ってしまう試合があった。この試合もそうだったように内容悪くても勝っている」と説明し、指揮官もそれを認めるように、今年の長崎日大には思い通りに戦えなくても勝ち切ってしまう力がある。

県1部リーグは無敗首位。今大会2回戦では3連覇を目指した長崎総合科学大附高にPK戦で競り勝って、昨年の夏冬決勝のリベンジを果たしている。10番MF牧村拓主将(3年)が「気持ちの面で相手よりも勝つんだという思いは、相手よりも強く持っていると思っている」という集団はこの日、流れが悪くても、追いつかれても、勝利への執念を示して再び白星をもぎ取った。

 前半、長崎日大は牧村やMF池田竜太郎(3年)がボールに絡みながらサイドへボールを配球。序盤はサイドから仕掛け、クロスまで持ち込んでいたが、諫早商の連動した守備の前に徐々に中盤を活用できなくなってしまい、攻撃のリズムを作ることができない。

 諫早商は、豊富な運動量でボールに絡むMF葛西翔太(2年)やMF梅原洸太(2年)が正確にパスを繋いでビルドアップ。前半半ば頃からゴール前のシーンを増やすと、22分には10番MF南恵輔(3年)の折り返しを梅原が左足ダイレクトで狙った。長崎日大はFW藤本蓮(2年)が縦パスから強引にゴール前へ潜り込み、セットプレーからチャンスも。だが、諫早商はCB松本誠勝(3年)が好カバーリングで決定機を阻止するなど先制点を許さない。

 それでも、長崎日大は27分にリードを奪う。右CKは中央でクリアされたが、左サイドからCB川上彪豪(2年)がクロス。これをMF山下真汰郎(3年)がDFと競りながら頭でねじ込んだ。諫早商もサイドからのクロス、セットプレーを軸に反撃。長崎日大は動きの鋭いGK前田祥(2年)中心に対応していたものの、後半12分に追いつかれてしまう。諫早商はMF岩本壮太(2年)の左CKにFW富崎航平(3年)が飛び込むと、DFに当たったボールがゴールネットに吸い込まれて1-1となった。

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